森羅万象の意味、とっても深く、そして壮大な言葉だったのです… 森羅万象って、つまりどういう意味を持っている言葉なのでしょうか? 私たちは、生まれた場所で、また、勉強や仕事をする所で生活しますよね。 人間の数 […]
森羅万象の意味、とっても深く、そして壮大な言葉だったのです…
森羅万象って、つまりどういう意味を持っている言葉なのでしょうか?
私たちは、生まれた場所で、また、勉強や仕事をする所で生活しますよね。
人間の数は現在約73億人。
そんな中の、ちっぽけな自分ですが、たまには大きなスケールで考えてみるのはどうでしょうか?
と、ちょっと壮大なお話ですが、実はこれこそ森羅万象と深く関わりのある考え方なのです!!( ̄ー ̄)
一度は聞いたことがあるけど、なんだか、小難しそうな四字熟語だなという印象を持っているあなた!
真の意味を知ることで、その奥深さに感銘を抱くこと間違いなし!
今日は、森羅万象の意味について詳しく見ていきたいと思います(^^)
森羅万象の意味と読み方
まずは、森羅万象の意味を辞書で調べてみました!
宇宙間に存在するすべてのもの
(明鏡国語辞典参照)
宇宙間に存在する数限りない一切のものごと。
(広辞苑参照)
となっていました。
地球だけにとどまらず、なんと宇宙まで行くようです!
かなりスケールの大きな言葉ですね(;・∀・)
何気なく小説や漫画・アニメなどで目にしているので、もう少しあっさりとした意味を予想していたのですが・・・正直予想の斜め上を行く結果となりました(笑)
語源はどこから?
ここで、森羅万象の語源について調べてみることにします。
まずは【森羅】の意味について調べてみたところ、
無数に並び連なるの意
(明鏡国語辞典参照)
限りなく並び連なる意。
(広辞苑参照)
と書かれていました。
次に【万象】ですが、こちらは
さまざまな形の意
(明鏡国語辞典参照)
と辞書にて書かれていました (^^)
この2つが合わさって森羅万象という言葉が生まれたというのが、語源として最も有力な説となっています。
ちなみに、こちらはもともと
- 「しんらまんぞう」
- 「しんらばんぞう」
とも読まれていたそうです。
ちょっと変わった読み方ですが、これは【法句経(ほっくぎょう)】に記されていた「参羅及万像、一法之所レ印」という一文からきているとのことです。
ちなみに、今でも
しんらばんしょう
しんらばんぞう
しんらまんぞう
この全てが正しい読み方となっています。
この宇宙に存在するあらゆるもの、万物を意味します。
ですから、人も、食べ物も、物も、人生で経験することも、喜怒哀楽までも・・・何から何までぜ~んぶひっくるめることができる言葉。
それこそが【森羅万象】という言葉の本当の意味だったのです。
時代が流れ、次第に人々に浸透していき、いつの間にか宗教関係なく多くの方が口にする言葉へと進化していったというわけです。
宗教から始まった言葉というわけですか・・・語源までなんだかスケールの大きい言葉ですね~(;・∀・)
森羅万象の類語を調べてみた
ここで、森羅万象の類語について見ていきます。
宇宙的な意味を持つこの言葉ですが・・・意外と多くの類語が見つかりました!!( ̄ー ̄)
万物(ばんぶつ)
- 天地間の、すべてのもの。
- ばんもつ。
【万物の霊長】と言えば人間、ですよね。
あらゆる生き物中のトップにいて、全てを治めて使うことができる存在という意味になっています。。
そう考えると、本当に人間という存在はすごいな+ちょっと偉そうだなと感じてしまいます(笑)
あ、自分もか(;・∀・)
万象(ばんしょう)
万物はほとんど同じ意味を持っていますが、持っている意味の範囲が、森羅万象とは少し違います。
- 万象…天地に存在する、さまざまの形、もの。あらゆる現象。
- 万物…天地間の、すべてのもの。
つまり、万象は【万物+すべての現象】なので、万物よりさらに広い意味をもっているようです。
万有(ばんゆう)
- 宇宙間にあるすべてのもの
- 万物
- 万象
一見聞き馴染みのないこの言葉。
【万有引力】という言葉で考えると、ほとんどすべての方が知っている言葉に早変わりです(^^)
この力のおかげで、私たちは地球から宇宙へ放り出されることなく、過ごせます。
体重と重力があって、本当によかった(・_・;)
有象無象(うぞうむぞう)
- 宇宙にある有形・無形の一切の物
(広辞苑参照)
この有象無象、もともとは仏教語のようです。
私達も時々用いる【うじゃうじゃ】という言葉は、有象無象の意味と読み方から発想された言葉と言われています。
東京の池袋は、人が多くて、いろんなファッションを見るけど、有象無象同じに見えるよなぁ…
かつて、一緒に東京を訪れた友人がポツリと言った言葉です。
ハチ公前のあの広場・・・
初めて行った時の衝撃は忘れられません。
「こんなに狭い場所に、こんなに人がいるなんて!」
と呆然と立ち尽くしたことがあります(・・;)
全て(すべて)
- ことごとく
- みな
- 全部
(広辞苑参照)
シンプル!
つまり、【ぜ~んぶ】という意味ですね!(^^)
天地(あめつち・てんち)
- 天と地
- 宇宙
- てんち
(広辞苑参照)
漢字のいいところは、文字を見ればその意味までが分かってくるというところですよね(^^)
私たちが立っている地球で考えれば、空と大地、つまり地球世界全体を表しています。
宇宙まで含んでいることを考えると、森羅万象と同じ意味を持つ言葉と考えて間違えはないといえます!
六合(りくごう)
天地と四方。宇宙全体。
(広辞苑参照)
あまり使わない言葉ですが、こちらも宇宙獣に存在しているすべてのものを表わす言葉で使われます。
というか、宇宙全体を示す言葉多いですね…(;・∀・)
大宇宙(だいうちゅう)
人間と宇宙との間に類似した関係を認め、人間を小規模な宇宙と考える場合、大自然としての宇宙を人間に対して大宇宙と言う。
(広辞苑参照)
意味が長い!!Σ(゚Д゚)笑
簡単に言うと、私たちを取り囲んで存在する全てのものを表わしています。
今紹介したすべての言葉に共通しているのは、【幅広く全部をあらわす】ところにあるようです(^^)
これらの言葉の意味ですが、あまり難しく考えずシンプルに、
全て
と考えればよさそうです!
対義語・反対語・・・
対義語、反対語は・・・残念ながら、私の調べた範囲では存在しませんでした(;・∀・)
全てを表す言葉である森羅万象ですから、その反対は
- 【全てを表さない】
- 【宇宙全体ではない】
という意味を持つ言葉です。
うーん、確かにそんな意味の言葉、ちょっと思い浮かびませんよね(ーー;)
存在しない言葉をあえて表現するのでしたら
【無】
という言葉でしょうか。
存在そのものの反対ですから、存在しない=無としてみました。
とは言えこれも少しこじつけですね(^_^;)
まあ、反対の言葉がないほどに森羅万象がスケールの大きな言葉というわけです(^^)
例文で使い方を学ぼう!
ここまで、森羅万象の意味や語源、類義語・対義語などを見てきました。
最後に、例文で森羅万象の使い方を見ていきます。
実際、どういった場面で使えばいいかチェックして見てくださいね!
このような素晴らしい賞を頂けたのは、森羅万象すべてが、私を助けてくれたおかげです。
この喜びに応えるためにも、これから一層努力し、成果を残したいと思います。
一生懸命頑張ったことが報われた時は、本当にうれしいですよね。
かなり格式ばった言葉なので、普段使いとまではいかないかもしれません。
ですが、学会研究・仕事などにおいての公式スピーチで使用すると、一気にあなたの株も上がるというものです。
お祝いのスピーチなどは、あなたが主役であり、その言葉に誰もが注目しています。
そういった場だからこそ、普段あまり使わない言葉に挑戦してみてはいかがでしょうか?(^^)
もっと世の中のことを勉強したいと思うんだけど、どうしたらいいのかなぁ。
森羅万象、様々な知識を身に着けたいのなら、まずはたくさん本を読んでみたらどうかな?
一つの分野を究めるために、一生涯をかけることが求められます。
世の中のもの全部を知ろうとしたら、命がいくつあっても足りないですよね(・_・;)
それでも、知りたいという意欲は本当に素敵なものです!
そしてそのためには、行動あるのみ!
図書館で本を読んで知識を増やしていけば、確実に一つずつは増えていきます。
千里の道も一歩から!
森羅万象・・・と考えると心が折れてしまいますが、どんなことも少しずつ行うからこそ、成長していけるのです。
まずはどんどんチャレンジしていきましょう!(^^)
森羅万象の全てに感謝を!
今回は、【森羅万象】という四字熟語の意味について見ていきました。
この文章の一文字一文字でさえも、森羅万象の中にふくまれているものです。
私たちがする何気ないことまで全部、見えなくても関わっている・・・
そう思うと、私達が何気なく暮らしているこの日常、本当にすごいものなんだなと思います(^^)
今回は、少しスケールが大きなテーマとなってしまいましたが、視野を広げて考えるきっかけになればと思います!
眼の前に見えるものでさえ、本当はありとあらゆるものにつながっている・・・
この考えで物事を見た瞬間から、すこし世界が違って見えるかもしれません!
ですからまずは、自分が今生きていることに感謝してみるのも良いかもしれませんよ?
森羅万象の全てに感謝を・・・
もちろん、ここまで読んでくれたあなたにも心から感謝しています!!
本当に、ありがとうございました(*´∀`)