イライラとムカムカの違い!意味や使い方も例文で解説

意味がわからないままなんとなく使い分けている日本語ってありますよね? イライラとムカムカの違いは、その一つではないでしょうか。   日本語ではただでさえ、擬態語を表す言葉が多いです。 それら擬態語は同じような意 […]

意味がわからないままなんとなく使い分けている日本語ってありますよね?

イライラとムカムカの違いは、その一つではないでしょうか。

 

日本語ではただでさえ、擬態語を表す言葉が多いです。

それら擬態語は同じような意味で使われていても、微妙にニュアンスが違っているものが多いです。

 

イライラとムカムカの違いをしっかり理解して使っていますか?

ここでは、イライラとムカムカの違いや意味、使い方などを解説していきたいと思います!

記事は下に続きます。

イライラの意味

まずはイライラの意味についてです。

イライラの辞書的な意味は以下のようになります。

 

①思い通りに行かず、苛立つこと。

自分の思い通りに物事がいかなかったり、期待はずれで心が落ち着かない様子を指す言葉

 

このイライラという経験は誰しもがあると思います。

イライラしてしまうのはしょうがありません。

 

しかし、そこで感情のコントロールができず、あたりに撒き散らしてり、人や物に当たる人はあまりよくないですね。

続いてイライラの使い方を例文で表してみましょう。

 

・勝負に負けてイライラする

 

勝負ごとに負けた場合でイライラしてしまいますよね。

このイライラする理由ですが、勝負に負けたという事実なのか、力を発揮できなかった自分に対してなのか、勝てるとという期待が外れてイライラしているかはわかりません。

 

イライラという言葉はその状態を表しているにすぎないので、イライラの理由に対してはそこまで読み取ることができません。

 

・煮え切らない態度にイライラする

 

こちらもよく経験をするイライラですね。

相手の態度がはっきりしなかったり、大事な要件に対して曖昧な場合は非常にイライラします。

 

・自分の不甲斐なさにイライラした

 

これもよくあるイライラですね。

 

イライラは、その原因となるものが相手でも自分でも起こりやすいです。

結果的に思い通りにいかず、心が荒立っている状態になれば、イライラという状態で表されます。

 

イライラは誰しも経験することですが、このように再確認すると、意味も理解ができますね。

イライラの由来

ではイライラはどのような言葉が由来になっているのでしょうか?

解説をしていきたいと思います。

 

イライラの語源ですが、草木の棘のことを指す「イラ」が由来となっているという説が有力になっています。

 

本来はただ棘が出ているだけの様子を表すのですが、それが転じて、心がチクチクとしたり、荒れているような場合を指すようになりました。

ムカムカの意味

では続いてムカムカの意味です。

ムカムカの辞書的な意味合いは以下のようになります。

 

  1. 不快感で胸や腹のあたりが焼け付くような感覚
  2. 吐き気がする

 

ムカムカはイライラと同様に体や精神の不調を表しまうが、不快感にが腹や胸のあたりを残す感じのことを指します。

また実際に食べすぎたり、胃がもたれることによる、吐き気や胃の不調に対してもムカムカは使われます。

 

ではムカムカの意味を例文を交えて解説をします。

 

・陰湿な映画を観てムカムカする

 

救いのないような映画を観て、不快感が腹や胸のあたりを残すことってありますよね。

個人的なそのような映画を挙げると「ダンサーインザダーク」ですね。

 

あのような救いのない映画を観た時に残る、心のモヤモヤや不快感をムカムカと表します。

そしてそれを味わうために、陰湿な映画を観る人もいます。

 

・食べすぎて胃がムカムカする

 

こちらは物理的に食べ過ぎて吐き気がする場合の状態です。

この胃のムカムカに効く胃薬なんてのも多く売られていますね。

ムカムカの由来

ムカムカの由来ですが、こちらは「ムカつく」の「ムカ」から来ています。

このムカを繰り返すことで、急激に胸やお腹に来る不快感をより強調しています。

 

ムカつくという言葉自体は今は癪に触るといった意味合いが強いですね。

 

しかし、ムカつくという言葉は500年前から使われており、その当時は今の気持ち悪さがこみ上げる時に使われていました。

ですので、今の使われ方はその名残のような感じですね。

イライラとムカムカの違い

イライラとムカムカの違いですが、どのような違いがあるのでしょうか?

イライラの場合は、心が荒れているということに対して主眼が置かれています。

 

ですので、荒れたり怒りも合わさることが多いです。

ムカムカの場合は、同じ心の様子を表しますが、荒れているというよりは、不快感に主眼を置かれています。

 

ですので、荒れたり怒りを覚えるというよりは、気持ち悪さを覚える感じですね。

この微妙なニュアンスの違いはぜひ覚えておきましょう。

まとめ

同じような心の様子を表す擬態語は多いので、使いこなすのは難しいですよね。

しかし、それらを使いこなせるのは母国語の強みであり、このような擬態語をうまく使うことで、細やかなニュアンスも伝えられることができます。

 

ぜひイライラとムカムカに限らず、擬態語をうまく使いこなして、より正確な様子を伝えるようにしてくださいね。