日常会話の中、特に男女関係などにおいてよく使用される「マンネリ」という言葉。 正しい意味は、少し私達が理解しているものと違うみたいです。 今回は「マンネリ」の意味や使い方、倦怠期との違いについてご紹介したい […]
日常会話の中、特に男女関係などにおいてよく使用される「マンネリ」という言葉。
正しい意味は、少し私達が理解しているものと違うみたいです。
今回は「マンネリ」の意味や使い方、倦怠期との違いについてご紹介したいと思います。
既に「マンネリ」という言葉の意味を良く知っている!という方も今一度語源などを確認してくださいね!
マンネリの意味
まずは「マンネリ」の意味を解説していきます。
「マンネリ」とは「独創性や新鮮さのないこと」を指す「マンネリズム(mannerism)」という言葉の略です。
恋愛においての「マンネリ」は、付き合う時間が長くなるにつれ、デートやお互いの関係に新鮮さがなくなり、相手に飽きたり付き合うことに退屈してしまうことを言いますよね。
新鮮さのない関係、独創性のないワンパターンなデート…
まさに「マンネリズム」の意味そのものですね。
恋人に「最近マンネリだよね」と言われたら危機感を持った方が良いかもしれません。
他にもアニメやドラマ、バラエティ番組などについても新鮮さのないワンパターンな内容を「マンネリ化している」とも言います。
「マンネリ」はあまり良い意味で使用しないということですね。
マンネリの由来・語源とは
マンネリの語源はイタリア語の「マニエラ(maniera)」です。
「芸術家の手法」という意味の言葉です。
ヨーロッパというと偉大な芸術家が多く輩出された地域ですが、そういった芸術家たちの古くからの手法をそのままに伝承することが重要だとされていました。
しかし、それがいつからか「新鮮味がない」と思われるようになります。
それを意味するのが「マンネリズム(mannerism)」なのです。
芸術に関する用語だった「マンネリ」ですが、今は恋愛や食事の味付け、テレビの内容など幅広い内容に対し使用されるようになりました。
マンネリの使い方を例文で簡単解説!
「マンネリ」の意味がわかったところで、例文で使い方を確認していきましょう。
- 職場と家の往復ばかりで生活がマンネリ化している。
→同じことの繰り返しでつまらない - 3年も付き合うと彼女との関係もマンネリどころの騒ぎではない。
→新鮮味はゼロだ - 長寿番組と言えば聞こえがいいが、内容は完全にマンネリ化している
→同じことをずっとやっていてつまらない - 夕飯のメニューも毎日考えているとマンネリになってくるな。
→新メニューがなくてワンパターンだ
どうでしょうか?
ワンパターン、つまらない、面白くない…
「新鮮味がない」という意味から派生して、いつの間にか「マンネリ」が幅広い意味を指すようになってきたと言えるのではないでしょうか?
マンネリと倦怠期との違い
カップルがお互いの関係に飽きたり冷めたりすることも「マンネリ」と言いますが、似たような意味を指す言葉で「倦怠期」というものがあります。
「マンネリ」と「倦怠期」の違いは何でしょう?
「マンネリ」は前述の通り「新鮮さや独創性がない状態」を指します。
これは同じ技法などを繰り返したことにより起こる現象です。
では「倦怠期」についてですが、これには「お互いに関係に飽きて嫌になってしまう時期」をいう意味があります。
2つの言葉の違いは大きく2つあると考えられます。
1つは使用できる範囲。
「倦怠期」に関しては人間関係にのみ使用できる言葉ですが、「マンネリ」はそれ以外にも使用できます。
もう1つは人間関係の中でもどこを指しているか。
「マンネリ」はお互いの関係性もですが、デートコースがワンパターンだったり、その意味の通り「新鮮さ」がないことを意味します。
一方「倦怠期」はお互いの気持ちが離れていることを言うのではないでしょうか?
微妙な違いもありますが、「マンネリ」と「倦怠期」は使える範囲や指している部分が違うので注意して使用しましょう。
まとめ
今回は「マンネリ」の意味や語源、例文、また「倦怠期」との意味の違いを解説しました!
「マンネリ」はイタリア語で芸術家の手法を意味する言葉が語源です。
新鮮さや独創性に欠けることを意味する「マンネリ」は、人間関係や日常生活など、様々な事柄に使用できます。
似たような言葉に「倦怠期」がありますが、こちらは人間関係限定です。
「マンネリ」は生活のハリを無くしたり、人との関係が悪くなる原因となります。
常に考え、新たな発見や挑戦をすることを忘れないようにし、「マンネリ」に陥らないようにしてくださいね!