臨機応変の意味、正しく知って面接でも活用していきましょう! 社会人に求められる姿勢の一つに【臨機応変な対応】というものがあります。 面接などでアピールすることで、どんなことにも柔軟に対応できる自分を売り込むことも可能です […]

臨機応変の意味、正しく知って面接でも活用していきましょう!

社会人に求められる姿勢の一つに【臨機応変な対応】というものがあります。
面接などでアピールすることで、どんなことにも柔軟に対応できる自分を売り込むことも可能です。

しかし、こういった言葉の本来の意味を知っておかないと、案外ふとしたことでミスをして、面接そのものを駄目にしてしまうことも…

そこで今回は、臨機応変の意味や使い方について詳しく見ていきます(^^)

 

記事は下に続きます。

臨機応変の意味とは

それでは早速紹介していきます。
今回は、臨機応変の意味や使い方などについて見ていきます。

早速意味についてですが、辞書では

 

 

と書かれていました。

機に臨み、変化に応じて適切な手段を施すことを表しているこの言葉。

【型通りの処置にとらわれず、時と場合に応じて適切な手段を講じること】

という意味を表しています。

良い意味でもありますが・・・
一方で、この言葉で怒られたりした経験のある方も多いのでは?

なんでも出来る人でしたら、トラブルが起こってもいつでも柔軟に対応にして、上手く立ち回り出来るので、お褒めの言葉に使われる場合がよくありますね。
こういった方に対しては

 

「臨機応変な対応ができて素晴らしい!」

 

と周りの人も高評価です。
その一方で、上手く立ち回れずに時間がかかってしまうと、なんとなく気分が落ち込みがちになってしまいます。

 

「もっと臨機応変な対応ができないのかい?」

 

なんて周りから言われてしまうことも…
その人のセンスの良さ・勘の良さもあるので、中々そうは言っても難しいんですよね~(ーー;)

事例から見る臨機応変の意味

ここで、更に分かりやすく臨機応変の意味を紹介していきます。

 

煮込み料理をしていたのですが、なんと料理酒が切れている!
買い置きはなく、スーパーまでは遠い・・

 

そこで、みりんの代わりにお父さんがいつも飲んでいる日本酒と砂糖で代用!
甘みとコクを十分に味わえる、美味しい料理に仕上がりました(*´∀`)

 

お父さん、ごめんね(笑)

どうでしょうか?

 

「料理酒が切れている!どうしよう!?」

 

ではなく、

 

「料理酒がない!じゃあ、代わりに何を使おうか」

 

と、すぐに思考を切り替え、今できるベストな選択を行う。
これぞまさに臨機応変の考え方であると言えますね。

お父さんがちょっと可愛そうですが(笑)

 

臨機応変の語源について

続いては、臨機応変の語源について見ていきます。
実はこの四字熟語、2つの単語に分けられるようになっていて・・・

 

  • 【臨機】とは、時と場合に応じて適切な処置をとること
  • 【応変】は、その場の状況や出来事に応じて適切な処理をすること

 

となっています。

その語源は、中国の南朝について書かれた歴史書「南史」の中に書かれた、梁の総司令官の言葉にありました。
彼が言った

 

 

に由来しているようです。
・・・臨機応変というよりも、周りのやじに怒ってしまったであろう二言目が目に入ってしまいます(笑)

 

臨機応変の類語は何がある?

臨機応変の類語についてです。
調べた所、以下のものが見つかりました(^^)

当意即妙

読みは(とういそくみょう)です。

もともとは当位即妙という仏教用語で、凡人が悟りにかなっていることを表し、転機の利いたとっさの対応という意味を加えるために意と位を置き換えられたようです。

その場で知恵を働かせて即座に有効な対応をとることを意味します。
最近の若い人の間で使われている言葉で言うと・・・神対応ですね(*´∀`)

融通無碍

読みは(ゆうずうむげ)です。

聞きなれない言葉ですが、考え方や行動がどんなことにも拘束されることなく、どのような場面が訪れても自由自在に対応できることを表しています。

一つのことにとらわれずに自由である場面で使われています。

その場に合わせた

この言葉は良く聞くような気がします。
いわゆるTPOですね。

例えば、高級レストランにジーンズなどの軽装は似合わないので、スーツなどその場に合わせた服装でないと恥ずかしいですから。
状況に応じた対応の意味合いです。

空気にあった

この意味は、その場の様子や雰囲気を表しています。
対人関係、特にコミュニケーションの場において用いられています。

その場の空気にあわせることがマナーのようになっています。

場の空気が読めないと、流行語にもなったあの

「空気読めない!」

と言われかねませんよね(ーー;)

対義語にはこの言葉!

臨機応変の対義語、調べてみた所以下のようなものが浮かび上がってきました(^^)

杓子定規

読みは(しゃくしじょうぎ)です。

誤った基準でものごとをはかろうとすることや、決まった考え方や形式にとらわれて応用や融通の利かないことを意味しています。

曲がった杓子で真っすぐな線は引けませんからね。
昔は例外を認めてくれない人もたくさんいたのでしょうか?

いわゆるラーメン屋などの頑固オヤジみたいな人のことを表しているのかもしれませんね(笑)

四角四面

こちらは、折り目正しく整った真四角であることや、ひどくまじめで堅苦しく非常にかしこまっている意味を表しています。

まじめなことは悪いことではないのですが、度が過ぎてまじめなのも困りますよね。

 

マニュアル通りにしかしない

言われたこと以外はやらない

応用が利かない

 

など、ビジネスシーンで使われることが多いようです。

形式主義

形式主義は、内容よりも形式を重んずる考え方や、周囲の状況を顧慮することなく、ただ己の良心と義務感に基づいて良いことは良いというカントの道徳律の基本になっているものを表しています。
カントという人は、何が正しくて何が間違っているのかを己の良心で決めていたのですね。それでカントの道徳が形式主義と言われています。

堅物

堅物とは生真面目、まじめすぎる性格の人を意味しています。

身だしなみをしっかり整えすぎている乱れのない人で、異性に対しては極端にガードが堅いタイプの人が堅物タイプに当てはまります。
良く言えば、1つの事に集中しやすい性格とも言えますが・・・(;・∀・)

少しだけ肩の力を抜いてくれたら、付き合いやすくて良い人柄なのに勿体ないですよね。

 

使い方を例文で解説

ここからは、臨機応変の使い方を例文で解説していきたいと思います!

 

昨年の貿易赤字問題に対して、臨機応変に対応し、貿易黒字に転換された貴社に感銘を受け、このたび応募させていただきました。

 

就職活動や転職の際に、面接で応募の動機を必ず聞かれますよね。
それに対しての答えの一例です。

どの企業でも多少なりの問題や危機を乗り越えて現在に至っています。
それを知った上で、しっかりと答える事ができれば、評価が上がること間違いなし!ですね。

 

売り出しセールでは多くのお客様が来店するので、臨機応変に対応しましょう。

 

家電などの販売店が大売出しセールを行う際に、商品の知識があるお客もいれば、全く知識のないお客も来店します。

いつものマニュアル通りではなく、お客さん一人ひとりに合わせた商品説明をするなどの対応を心掛けるようにとの意味になります(^^)

知識のないお客様に専門用語を使っても理解されないばかりか、取り扱いが難しいと敬遠され、売り上げに響きます。

難しい内容を、簡潔にわかりやすく説明する。
これが出来てこそ、本当の専門家であり、まさにプロと言えますね( ̄ー ̄)

 

お客様からのクレームに対して、経験を活かした臨機応変な対応をしていきたい

 

クレームを入れる方も、クレーム自体の内容も様々で、マニュアル通りに終わらないのがクレーム処理というもの(ーー;)

話がこじれる事の多い仕事を、柔軟に対処してきた経験を活かしてさばいていきたいものです。

また、この例文を就職活動や転職活動の自己PRとしても使えるように、色々なタイプのお客様に臨機応変に対応した経験を活かして、柔軟性があることをアピールするのもおすすめですよ!

職場やアルバイト先で経験したハプニングにどのように対応して解決できたのかを追加すれば、バッチリですね( ̄ー ̄)

臨機応変に対応しよう!

今回は、四字熟語である【臨機応変】の意味や使い方などについて紹介してきました。

就職活動や転職時の面接で志望動機や自己PRをする場合に使うと評価が上がる、まさに魔法の言葉になりそうな四字熟語の臨機応変。
どんどん使いこなしていきましょう!

 

現在は、どの業界でも臨機応変に動ける人は評価が高いです。
どんな場面でも転機を利かして、その状況の中で最善の対応が出来る人が求められているからです。

刻一刻と変化していく現代において、臨機応変な対応はもはや必要不可欠なスキルと言えるのかもしれません。

臨機応変に動けるようになりたいと思っている人は多いのではないでしょうか?

人には色々なタイプがいます。
その人その人により、また、おかれた状況や場面により、求められるものが変化していきます。

なかなか難しいものですが、だいたいの全体像を把握して、流れを予測することでトラブルなどの状況を好転させることが出来るのです。

日々、色々な事が変化している世の中ですから、古い物ばかりにこだわっていないで新しいものに目を向けるだけで自分の引き出しが増えるかもしれません。

 

臨機応変に対応する能力は、身に着けていると本当に便利なものです。

日頃から周りを見渡せる余裕を身につけて、全体を見渡すようにしていけば、いざという時に臨機応変に対応できる人になっているかもしれませんね。

 

今の世の中、マニュアル通りに真面目に取り組んでいるだけでは評価されなくなってきているようです・・・

プラスαの評価を獲得していくためにも、柔軟な対応ができるようになるべく、日頃から臨機応変な対応を意識していきましょう!