萎えるの意味、ちょっと深いものでした。 最近若者の間で使われている言葉の一つに、「萎える」があります。 あなたも一度くらい耳にしたことがあるのではないでしょうか。 この言葉を調べてみると、面白い情報がいくつも出てきたんで […]
萎えるの意味、ちょっと深いものでした。
最近若者の間で使われている言葉の一つに、「萎える」があります。
あなたも一度くらい耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この言葉を調べてみると、面白い情報がいくつも出てきたんです!
と言うわけで今回は、萎えるの意味について詳しく見ていきます(o^^o)
Contents
萎えるの意味を調べてみた!
今回は、萎えるの意味についてです。
若者言葉の一つである【萎える】。
元々若い人を中心に使われていたこの言葉、最近では世代を超えて使われることも増えてきています。
この言葉、一つ不思議な点があるんです。
多くの方が使っているにも関わらず、詳しい意味について知っている人がほとんどいないんです。
なんとなくの意味は、みんな分かっています。
「気持ちが落ち込むとか?」
「気分が沈む的な感じ」
「なんとなくやる気が出ない」
「ちょっとテンションが下がるとかの意味かな」
これは私の周辺の方に聞いてみた、
「あなたが思う萎えるの意味は?」
という質問の答えです。
誰もがなんとなくの意味は分かっているのですが、詳しい意味については分かっていません。
これだけ多くの人が使うようになったにも関わらず、その詳細が知られていないこの単語。
ちょっと気になりますよね?
ここからは、今どんどん使用者の増えている言葉【萎える】の、誰も知らない意味についてみていきます(^^)
そもそも「萎える」の読み方は?
とは言えこの「萎える」、漢字が難しいことや若い世代が中心となっていることもあり、案外読める人は少ないみたいです。
ですので、まずはこの萎えるの読み方を紹介します。
答えは・・・
なえる
です!
文字にすれば多くの人が知っているのですが、いざ漢字で出てくると意外と分からないみたいです。
この辺は、新しい漢字あるあると言ったところでしょうか(^^)
萎えるの正しい意味はこれ!
さて、それでは今回の記事の本題である萎えるの意味についてみていきます。
よく使っているのですが、実はその本当の意味まで知らないという方も多いのではないでしょうか。
調べてみたところ、意味はいくつかあって
- 力が抜けてぐったりする
- 気力が無くなる・衰える
- 精神の張りを失う
- 草がしおれる
- 衣服が糊(のり)が抜けて柔らかくなっている様子
などがありました。
・・・え?(゜Д゜)
何というか、意外な意味ばかりが並んでいますよね(^_^;)
とは言え、大きなくくりで言えば、私達がなんとなく使っていた「萎える」の意味も合っていると言えそうですね。
一つずつ見ていきますと、まず力が抜けてぐったりするですが、これはそのまま疲れ切った様子を示す言葉です。
また、筋肉が衰えた様子を示す場合にもこの言葉を用いることがあるようです。
あまり肉体的な衰えには使うことのない【萎える】ですが、実は意味合いとしてはしっかり存在しているというのも面白いですよね。
次は、気力が無くなると言う意味ですが、こちらは精神的にぐったりした様子を示す言葉です。
- 「気分が萎えた」
- 「やる気が萎えた」
等の使い方が最も多い現状を考えると、この言葉が現代人がよく使う萎えるの意味に最も近いと言えますね(^^)
精神の張りを失う、と言う意味もこれに近い意味合いです。
「気持ちが萎えた」
等が最も近い使用方法と言えます。
他にも、草がしなびた様子を示すことも出来ます。
こちらはあまり・・・と言うか、正直一度も使っているのを見たことはありませんが(^_^;)
最後に、衣装に用いる場合です。
衣服が糊(のり)が抜けて柔らかくなった様子を示すことが出来るのですが、こちらも見たことのない使い方ですね。
まあ確かに、糊が抜け落ちてだらんとした服の様子は萎えているといえますね。
このように【萎える】と一言で言ってもその意味は多種多様、色々な用途で用いることが出来るのです。
残念ながら、現代言葉では精神的な意味にしか用いられていませんが・・・
語源は?
ここで、萎えるのそもそもの語源について分析していきます。
萎えるの語源を見ていく上で欠かせないのが、【萎】という漢字の成り立ちです。
【萎】は、分解すると
くさかんむり+委
という形になります。
そして、この【委】という字ですが、上の部分は穀物を示しているんです。
その中でも特に、稲を示す文字と言われています。
下の部分は、文字通り女性を示しています。
つまり【委】とは、稲を頭にかぶった女性を示しており、ここから転じて、踊りの場にて舞い踊る女性を表すしています。
男性と比べて背の低い女性が、体をかがめるようにして踊っている様子から【萎】は
- しおれる
- しなびる
- 曲がる
と言った意味を持つようになりました。
特に昔は、今以上に男性と女性との背の高さに違いがあり、女性の背をかがめている様子がよりいっそう曲がって見えたのだと推測できます。
ここから更に転じていき、現代のような
- 体力や気力が衰える
- 植物などがしなびている様子
を示す言葉となっていったのです。
ちなみに、服の糊がおちて柔らかくなった様子を表す点については、パリッととしていた服が徐々にしなしなになっていく様子から付けられたとされています。
正しい使い方と使用例
さて、それではいよいよ【萎える】の使い方を使用例と一緒についてみていきます。
現代での萎えるの使い方は、肉体的な意味合いと言うよりも精神面での落ち込みなどを示すものがメインとなっています。
- がっかり
- 気持ちが冷めた
- 気分が沈む
と言ったように、精神面でのダメージを示す際に用いることの多い萎える。
折角なので、使用例を用いて使い方を詳しく見ていきます(^^)
あの子の意外な一面を知って、好きな気持ちが萎えちゃった
好意が消えてしまったときなどには、このように萎えるを用います。
・・・どんな一面を知ったのか気になります(笑)
財布落とすとか、マジ萎える!!
ショックな出来事に対して用いています。
落ち込んだ際にピッタリの使い方です。
昨日フラれちゃってさ・・・萎えるわ~
フラれた結果、気持ちがどんよりと落ち込んでしまった場合にも使うことが多いです。
気分が沈んだ状態を表現することが出来ます。
宝くじ当たった!と思ったら番号一つ違いで。萎えるわ~
テンションが一気に下がった際やがっかりしたときにも用います。
実は僕もこれ、一度経験があるのですが・・・本当に萎えます(笑)
このように、多くのケースで使うことの出来る便利な言葉【萎える】。
使い方も多種多様なこともあり、落ち込みやすい現代人を中心に広まっているのも良く分かります(^_^;)
類語は意外と身近な言葉!
ここで、萎えるの類語についても見ていきます。
あんまりテンションが上がる言葉ではないですが、たくさん類語がありますし、意外と身近な言葉も数多くあります。
- くたびれる
- 弱気になる
- 落ち込む
- へこむ
- 疲れる
- やる気を失う
- 興ざめする
- うんざり
- モチベーションが下がる
これらはほんの一部に過ぎませんが、萎えるの類語です。
うんざり・へこむ等は、日常的に私達が使う言葉でもありますよね。
こうしてみると、私達が使うネガティブな意味を持つ単語は全て
萎える
で表現できそうです(笑)
対義語は一体何がある?
では、その対義語にはどのようなものがあるのでしょうか?
良い⇔悪い
早い⇔遅い
等のように、反対の意味を指す言葉を対義語と言います。
暗いイメージの言葉を持つ萎えるの対義語ですから、明るいイメージの言葉が多く出てきました。
- モチベーションが上がる
- やる気が出る
- 気力がみなぎる
- やる気を出す
- 元気を出す
- 興が乗る
- ワクワクする
等がそれに当たります。
こっちの方が、考えていてなんだか気分が明るくなりますね(o^^o)
どうせなら、萎えるよりもポジティブなこれらの対義語を使って会話していきたいところです。
実は英語もあった!?
さてこの萎えるですが・・・英語も存在しているようなんです。
単語ではなく、熟語で表すことが多いようで、
- let me down
(がっかりする) - That sucks
(ネガティブな気分を表現する) - That turns me off
(テンションが下がった様子) - I’m so fucked up
(心身共にボロボロな様子) - That’s minus
(そりゃ萎えるわ~)
等の表現方法があります。
どれも落ち込んだときやテンションの下がった気持ちを表す表現ですから、日本語での意味と似ていますね(^^)
と言うか、日本もアメリカも、テンションが下がる状態を表す表現多すぎです(笑)
今の世の中を表しているように思えてしまいます(^_^;)
萎える気持ちに負けないで!
今回は萎えるの意味について紹介していきました。
なんというか・・・テンションが余り上がらない内容になってしまいましたね(笑)
落ち込む
テンションが下がる
気持ちがどんよりする
へこむ
等、ネガティブな意味を多く含んでいる【萎える】です。
ちょっと気分が落ちてしまった方がいたら・・・すいません(^_^;)
漢字で書くことが少ないので、中々読めない人も多いみたいですね。
ちなみに読み方は「なえる」ですので、もし漢字が出てきた場合にも慌てず読んでもらえたらなと思います。
ニュースでも嫌な話題ばかりですし、毎日仕事が勉強に追われる等、中々テンションが上がらない日々が続いているのではないかと思います。
ですが、そうした中でこそテンションを上げて頑張りたいところですよね。
萎える気持ちに負けないで、毎日頑張っていきましょう!!