フィーチャーとフューチャー、それぞれの意味や違いを知っていますか?   実はぜんぜん違う意味を持つこの2つの言葉。 もし、知らずに使っているのなら、思わぬところで赤っ恥かいているかもしれませんよ?( ;∀;) […]

フィーチャーとフューチャー、それぞれの意味や違いを知っていますか?

 

実はぜんぜん違う意味を持つこの2つの言葉。

もし、知らずに使っているのなら、思わぬところで赤っ恥かいているかもしれませんよ?( ;∀;)

 

日本語はかなり柔軟な言語で、外来語もどんどん取り入れる言語です。

そういった言葉の多くはカタカナで表記されており、もとから日本語であったかのように、日常生活に浸透している言葉も結構あります。

 

しかし、本来の意味を知らないまま日常使いしてしまっているケースも、たまにありまして・・・そういった場合は、

 

「あ、まちがってる」

 

と、実は思われてしまっているケースもあるんです…

日本人って、気づいても相手に間違えを指摘しませんからね(;・∀・)

 

その中でもたった一つの文字の違いで意味大きく変わってしまう言葉が、実は世の中に結構存在しています(⌒-⌒; )

知ってしまえばたいしたことではないな、と思えるのですが、なかなかそんな機会もなかったりします。

 

そこで今回は、似たような言葉で私達を惑わすフィーチャーとフューチャーについて見ていきます。

赤っ恥をかく前に、さくっと知識をつけてしまいましょう(・ω・)ノ

 

記事は下に続きます。

フィーチャーとフューチャーについて

それでは早速紹介していきます。

今回は、

 

 

の違いについてです。

 

それぞれ癖のある発音ではありますが、当然この2つの言葉は違う意味を持っています。

しかし、多くの方がフィーチャー・フューチャーの意味を混同してしまっているのもまた事実です(汗)

 

そこで今回は、このフィーチャー・フューチャー、2つの単語の意味を中心に、その違いを解説していきます。

 

フィーチャーの意味とつづり

それでは早速ですが、フィーチャーの正しいつづりとその意味から解説していきます。

フィーチャーは、もともと英語からきているカタカナ言葉です。

 

正しいつづりは、featureです。

とにかく意味の多い単語でして、一部ご紹介します。

 

feature (動詞、名詞)

  1. 〔イベントや記事で〕~を呼び物にする、~を特集する
  2. 〔映画で人を〕主役にする、〔歌手を〕客演させる
  3. ~の特色となる、~を特徴付ける

など

参照 英辞郎on the WEB

 

このようになっています。

かなりたくさんの意味がありますね(;・∀・)

 

では、詳しく説明する前に、先にフューチャーの意味やつづりの方から目を通していきましょう。

 

フューチャーの意味とつづり

つづいて、フューチャーをみていきましょう。

 

正しい つづりはfuture です。そして名詞です。

意味は、

 

  • 未来
  • 将来(性)
  • 今後
  • 先行き
  • 将来像
    参照 英辞郎on the WEB

 

などです。

こちらは、日本語でよく使うフューチャーの印象とほぼ一緒に意味ですね(^^)

 

フィーチャーとフューチャーの違い

それぞれのつづりと意味をみていただいたところで、その違いを解説していきますね(^^)

 

まずは、つづりからいってみましょう!

 

  • フィーチャー:feature
  • フューチャー:future

 

カタカナでも最初の部分が

 

 

と違うように、元となる英語のつづりも、

 

  • fe
  • fu

 

と異なっていることが見ていただけるかと思います。

eとuの違いしかありませんが、まったく別のつづり、ということになります(・ω・)ノ

 

 

続いて意味の違いをみていきます。

フィーチャーは、辞書には、

 

  • 〜を特集する
  • 〜を主役にする
  • 客演させる
  • 〜を特徴付ける

 

などの意味があるとご紹介しました。

 

それに対して、フューチャーは、未来、今後、先行き、などでした。

 

こうして並べて比較してみると、まったく意味が違うことがわかっていただけるかと思います(・ω・)ノ

 

つまり、冒頭で

 

「赤っ恥かいているかもしれませんよ?」

 

とお伝えしましたが、フィーチャーとフューチャーの違いは実はかなり大きな違いでして、にもかかわらず多くの方が混同してつかってしまっている現状があると言うわけです(;・∀・)

 

意味がこれだけ違うのに、まぜこぜに使ってしまっていると、ちょっと恥ずかしいかもしれないですね( ;∀;)

 

あ、私ですか?

数年前まで混ざっていて、親しい友人に言われてやっと直りました(笑)

 

もっともよくある間違いのパターン

 

せっかくですので、一番よくある間違いを紹介しておきます。

おそらく大半の方がこのパターンで間違った使い方をしてしまっているかと思いますので、ここで解決しておきましょうヽ(´▽`)/

 

では早速ですが、一番よくあるパターンはこれです。

 

(歌手名) フューチャリング (歌手名)

 

ちょっとわかりにくいですね。
先日引退されて話題の、安室奈美恵さんを例に出してみてみましょう。

 

  • Crystal Kay feat. Namie Amuro
  • クリスタル・ケイ フューチャリング ナミエ・アムロ

 

ここまで読んでくださった方は、間違いに気づいていただけたかなと思います。

 

ここでフューチャリングをつかうのは、完全に間違いです。

フューチャーは未来という意味の名詞ですから、そもそも-ingをつけて、進行形や動名詞にすることはできません。

 

あまり聞き慣れない単語なので、ついつい「フューチャリング」って書いたり言ったりしちゃうんですよね(;・∀・)

 

正しくは・・?

例にださせていただいたのは、

安室奈美恵さんが、Crystal Kay(クリスタル・ケイ)さんのアルバムに参加されたREVOLUTIONという曲の名義です。

 

これは、クリスタル・ケイさんの曲に安室奈美恵さんが客演されたということになります。

俗に言うコラボレーション曲のことですね(^^)

 

先ほど紹介したFeatureの意味に

 

客演する

 

というものがありましたね(・ω・)ノ

こちらは、動詞なので-ingをつけることもできます。

 

つまり、ここではFeatureこそが正しい単語、ということになります。

 

ちなみにカタカナでの読み方は、

 

「クリスタル ケイ フィーチャリング ナミエ アムロ」

 

です!!!

 

同じパターンで、フューチャリングと言ってしまっていたかなということ、結構あるかと思います。

紛らわしくて

 

「あれ、どっちだったっけ?」

 

と迷われていた方もいらっしゃるかもしれません。

今後は、カッコよく

 

「フィーチャリング」

 

と言っていきましょう(・ω・)ノ

 

Feat. と省略されていたらなんて読めばいい?

ついでにもう一つ紹介を・・・

 

さきほど例でお伝えしたものもそうでしたが、 Crystal Kay feat. Namie Amuro

とあるように、しばしばfeat.と省略形で表記されることがあります。

 

これをフィート、などと見たまま読まないようにしてください。

これは表記を短縮しているだけであって、読み方としてはそのままフィーチャリング、と読んでいただくのが正解となります(・ω・)ノ

 

フィーチャーの例文や使い方

ここからは、フィーチャー・フューチャー、それぞれの例文で使い方を紹介したいと思います。

まずは、フィーチャーからです!

 

 

私の働いているカフェが雑誌でフィーチャーされた!

そのおかげで、今週末はいつもの2倍近いお客さんが来てくれた。

 

 

フィーチャーには、特集するという意味もあります。

 

「私の働いているカフェが、雑誌の特集で紹介されたよ!」

 

という意味合いで使われています。

実際、私のバイト先でも1度テレビにフィーチャーされた際には、お客さんが店の外までズラッと並んで大変でした(;・∀・)

 

では、もうひとつ例文を紹介しておきます。

 

 

最近はユーチューバーなどを代表する、ネット上での動画・SNSでの目立つ発信ばかりがフィーチャーされがちだ。

しかし、地道にコツコツと働くことも同じくらい注目すべき大切なことだ。

 

 

賛否両論ありそうな例文になってしまいましたね・・・(;・∀・)

この場合のフィーチャーは、主役やメイン、目玉といった意味合いになります。

 

つまり、目立つ発信にばかり注目がいきがちだけど、実際は・・・ということを言っている例文ですね(^∇^)

 

 

フューチャーの例文や使い方

次は、フューチャーについても例文で使い方をみておきましょう。

 

 

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は名作だ。

あれほど素晴らしい映画は、そう多くはないと言える出来だ。

 

 

フューチャーといえば、やはりこの映画は外せないのではないでしょうか。

若い世代の方だと、もしかするとご存知ないかもしれないのですが・・・USJの乗り物にもありましたし、すごい面白いのでぜひ観てみてください!

 

話が脱線してしまったので、例文にもどります(笑)

 

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、天才科学者が発明したタイムマシンで過去にいった主人公が、変わってしまった未来を取り戻すために、あれこれ奮闘する、という意味なんです。

 

ここでのフューチャーは辞書どおり

 

未来

 

という意味でして、未来に帰るという直訳の意味は、(タイムマシンで行った)過去から、(今自分のいる)未来に帰る、という意味が込められたタイトルなんです。

んー、ぜひ一度見ていただきたいです!

 

基本的に、使われる際の文章は違っても、フューチャーの使い方は未来を指すことのみに使われるので、その点を意識しておけば間違えることはないと言えますね(^^)

 

フィーチャーとフューチャー、使い方間違いに気をつけろ!

今回は、色々な例文とともにフィーチャーとフューチャーの違いを紹介してきました。

 

この2つの言葉の違いについては、

 

  • たしかになんとなく曖昧だって思っていたんだよ
  • あ~、言われてみれば考えたことある!

 

といった具合に、元々自覚されていた方も多いかもしれません。

ちょっとしたつづりの違いではありますが、意味はまったく異なりますのでご注意を(;・∀・)

 

とは言え、ここまで読んでくださったあなたならもう大丈夫です!

間違えた使い方に気をつけつつ、フィーチャー・フューチャー両方共、しっかり使っていきましょう!