目標と理想の違い!意味や目的との使い分け方も解説します

「目標」そして「理想」 この2つの言葉は何か同じような意味を持っている言葉のように聞こえます。   また「目的」という言葉も同じように感じられるのですが、この3つの言葉はしっかりと全く違う意味を持っており、使い […]

「目標」そして「理想」

この2つの言葉は何か同じような意味を持っている言葉のように聞こえます。

 

また「目的」という言葉も同じように感じられるのですが、この3つの言葉はしっかりと全く違う意味を持っており、使い分け方もちゃんとあるのです!

 

意外と知られていない、これらの言葉の意味や由来・語源も一緒に詳しく見ていきましょう。

記事は下に続きます。

目標の意味

最初に「目標」の意味をご紹介します。

 

「目標」の意味
  1. そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
  2. 射撃・攻撃などの対象。まと。
  3.  行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。

このように「目標」の意味は3つあるのです。

 

 目標には「目印」の意味もあるように、目的を達成するために設けた目印が「目標」であります。

例えば、道順を説明する際、

 

「そこにあるコンビニの角を右に曲がって」という時の「コンビニ」は、「目標(目印)」であって「目的(地)」ではない

 

ということ!

この「目標」という言葉の由来や語源はどのようなものなのでしょうか?

目標の由来・語源

「目標」という言葉は、

 

  • 「目」→「めじるしとするもの。内容を表すもの」
  • 「標」→「目じるし、目あて」

 

という字から成り立ちました。

目印を表すということを、どうにかして漢字で作り上げたかった昔の人は、二つの字を組み合わせて「目標」という言葉が作り上げたのでしょう。

目標の使い方を例文解説

「目標」の使い方を例文で見ていきましょう!

 

例文1

「どうにかして10キロ痩せることが私の目標です。」

例文2
「今度の期末テストでは100点を取ることが僕の目標です。」
例文3

「私は保育士になりたいという目標があります。」

 

このように「目標」という言葉を使用することができます。

 

何か1つ目標を見つけると、それに向かって突き進もうと色々考え頑張ることが出来るので素敵ですよね!

続いて「理想」の意味を見ていきましょう。

理想の意味

「理想」の意味はこのようなものです。

 

「理想」の意味
  1. 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。
  2. 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。

現実で起こっていることではないことを「理想」というのです。

「理想」が叶うと本当に嬉しいことでもあるのでしょうね。

理想の由来・語源

「理想」という言葉は、哲学用語として用いられた語です。

明治10年代の終わりころから文学理論を論じる際に「現実」に対する語として「理想」という言葉が生まれました。

 

それ以降、哲学以外の用語としても使用されることが多くなり今現在の様な意味をもち、「理想」と言う言葉が使われているのです。

そんな「理想」と言う言葉の使い方を例文で見ていきましょう。

理想の使い方を例文解説

「理想」の使い方は以下のようなものになります。

 

例文1

「私が今お付き合いしている彼は、本当に私の理想的な男の人なのよね。」

例文2
「僕は彼女の事が本当に大好きだ。だからこそ、理想の彼氏だと思われるように頑張りたい。」
例文3

「今日私が見に行った家は昔からずっと住みたいと思っていた理想の家と本当に似ていたわ。」

 

このように「理想」と言う言葉を使用することができます。

「理想な旅行先」「理想の家族像」など、あなたが思う理想な何かを想像するだけで楽しい時間を送れることでしょう!

目的の意味

最後に「目的」の意味を見てみましょう。

 

「目的」の意味
最終的に実現しよう、成し遂げよう、到達しようとして目指すもの

 

必ず最後にはやり遂げたい!

そう思えるものを「目的」というのです。

 

例えば吹奏楽部で最終的にはみんなで○○という曲を弾きたい。そのために他の曲をまずは完璧に弾けるようにしよう。

 

そんな時の○○という曲が「目的」となるのです。

ではそんな「目的」と言う言葉、実際に文章として使用するとなるとどのように使えばいいのでしょうか?

目的の使い方を例文で解説

「目的」の使い方を例文で見ていきましょう。

 

例文1
「やっぱり目的が無いと楽しくない人生になってしまうよね。」
例文2

「最終の目的はあの曲をみんなで弾くことです!」

例文3

「クラスのみんなで目的に向かって突き進もう!!」

 

このように「目的」という言葉を使用することができます。

1つは人生においての目的を作ると、楽しい人生が送れるのかもしれませんね(^^)/

目標・理想・目的の違い

「目標」・「理想」・「目的」の違いを見ていきましょう。

まず繰り返しになってしまうのですが

 

  • 「理想」→人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。
  • 「目的」→終的に実現しよう、成し遂げよう、到達しようとして目指すもの。
  • 目標」→さしあたって実現させたり、成し遂げたり、到達しようと目指すもの。

 

を言います。

これらの意味を踏まえると・・・

 

  • 「目標」には「目印」の意味もあるように、「目的」を達成するために設けた目印が「目標」
  • 「目的」も「目標」と同じく「目印」の意味がありまして、「理想」を達成するために設けた目印が「目的」

 

であるのです。

このように見てみると似ているようで全く似ていない言葉は、たくさんあるのだろうなと感じられますよね。

まとめ

「目標」・「目的」・「理想」…

これらの言葉は「何かを達成しようとしている時」、「何か未来の事を考えているとき」などに使用される言葉だということですね。

 

このように言葉と言うのは深く深くまで知ると、本当に面白いものなんだなと感じられました!