ネットスラングは流行語のように移り変わっていくものですが、「キボンヌ」という言葉を聞いたことはありますか? 「懐かしい!」と思う人もいるでしょうし、「何それ聞いたこともない」という人もいるかもしれませんが… […]
ネットスラングは流行語のように移り変わっていくものですが、「キボンヌ」という言葉を聞いたことはありますか?
「懐かしい!」と思う人もいるでしょうし、「何それ聞いたこともない」という人もいるかもしれませんが…
今回は、「キボンヌ」の意味や使い方、返しなどを解説していきたいと思います。
また、元ネタやキボンヌの顔文字についてもご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
キボンヌの意味
「キボンヌ」を知らない人は、どういった意味の言葉だと思いますか?
何となく見当がつくかもしれませんが…
「キボンヌ」は「希望する」という意味で使用します。
もっと簡単に言うと、「ください」というお願いの際に使う言葉です。
余談ですが、「キボンヌ」が生まれる前は「あぼーん」という言葉に似た「きぼーん」という言葉が使用されていました。
キボンヌの使い方を例文解説!
「キボンヌ」の意味がわかったところで、使い方を例文で確認しましょう。
- 今度の旅行の詳細キボンヌ!
→詳しい情報を教えてください - 喉が渇いたからビールキボンヌ
→ビールをください - リニューアルするならコンビニの併設キボンヌ
→コンビニを併設してほしい - 拡散キボンヌ
→拡散してください - 出欠の返信は早めキボンヌ
→早めに返信してください
どうですか?
「~してください」というお願いだけでなく、「~してほしい」という願望にも使えるんですね!
キボンヌと言われた時の返し
「キボンヌ」と言われた時の返しですが、残念ながら、ハッキリとした情報はありませんでした。
しかし「キボンヌ」は「~してください」というお願いですから、例えば「詳細キボンヌ」と言われて、知っている情報があれば情報そのものやURLなどを教えてあげれば良いですね。
もし自分ではわからない、という場合にはネット民が大好きな「ggrks(ググレカス)」の出番かもしれません。笑
キボンヌの元ネタ・由来は芸人だった!?
「キボンヌ」を検索すると、「キボンヌ 芸人」というワードが上位に出てきます。
ということは、キボンヌの元ネタは芸人!?と思い探してみました!!
しかし、芸人のネタに出てきた、コンビ名にあるなどの情報は特に出てきませんでした。
なんで検索ワードに入っているんでしょうね…!?
ちなみに「でんぱ組.inc」というアイドルグループのかつての曲に「くちづけキボンヌ」という楽曲があるそうですよ!
話は戻って…
「キボンヌ」と芸人は関係なさそうですが、では「キボンヌ」の由来は何なのでしょうか?
実は「キボンヌ」という言葉が生まれたのは2000年、シドニーオリンピックが開催された年です。
このオリンピックの女子100メートルハードルに、日本人代表で出場したのが「金沢イボンヌ」さん。
彼女は日本人の母と、ジャマイカ系アメリカ人の父を持つハーフで、なんとこのハードル種目で準決勝に進出。
第8位という素晴らしい結果を残した選手なんです。
この「イボンヌ」という名前、恐らくジャマイカ系では特にキラキラネームではないでしょうが、日本人にとっては耳慣れない言葉。
インパクトもありますよね!
それでオリンピックが開催された当時、ネットで「イボンヌ」と「希望」を掛け合わせ、「キボンヌ」と言いだしたネットユーザーがおり、その語呂の良さから一気にネット上で広まったのだとか。
イボンヌさんの活躍もそこまで話題にならなくなった2019年現在、その話題性と比例し「キボンヌ」もほとんど使用されない「死語」になっています。
とはいえ、「キボンヌ」誕生の背景には、素晴らしい陸上選手の活躍があったのだというのはなかなかなドラマなのではないでしょうか?
キボンヌの顔文字
最後に「キボンヌ」の顔文字をご紹介したいのですが!
こちらも調べてみると、「〇〇の顔文字キボンヌ」という投稿が多く、実は「キボンヌ」を意味する特定てきな顔文字はないというのが実際のところです…
とはいえ、「キボンヌ」は何かをお願いする際に使用する言葉なので、
- キボンヌ_| ̄|○
- キボンヌ(≧ω≦人)
- キボンヌ(●´人`)::.*゚:.。:.
- キボンヌ。゚(゚人Д`゚)゚。
- キボンヌ(´∪`*人) .。.:*・゜
- キボンヌ(´Д`人)
- キボンヌm(_ _)m
- キボンヌ(^人^)
- キボンヌ(*´З`*)
- キボンヌ(・ω・;)
のように「依頼感」や「焦り」のある顔文字を使用すると良いのではないでしょうか?
まとめ
今回は「キボンヌ」の意味や由来、例文などをご紹介しました!
「キボンヌ」は「希望する」という意味で、「~してください」などお願いの際に使用します。
由来はオリンピック選手の「イボンヌ」さんの名前と「希望」を掛け合わせたもので、2000年頃にネット上で広まりました。
現在は死語となり、その他昔のネットスラングなどと並んで「使うと恥ずかしい」という評価すらされています。
ネットスラングは移り変わりが早いので、「キボンヌ」の意味を知っていても使用しない方が無難でしょう。