ナマポの意味や使い方を例文解説!ネット用語の由来を紹介します

「ナマポ」という言葉を聞いたことはありますか? 「ナマコ」じゃないですよ!笑   なにやら可愛らしいような美味しいような雰囲気の言葉ですが… 実際は全然違います。   今回は「ナマポ」の意味や例文、由 […]

「ナマポ」という言葉を聞いたことはありますか?

「ナマコ」じゃないですよ!笑

 

なにやら可愛らしいような美味しいような雰囲気の言葉ですが…

実際は全然違います。

 

今回は「ナマポ」の意味や例文、由来について解説したいと思います!

記事は下に続きます。

ナマポの意味を解説

ネットを良く見る人なら知っている人も多いかもしれませんが…

「ナマポ」とは「生活保護」を意味する言葉です。

 

生活保護そのものを指すこともありますし、生活保護を受給している人を指して言うこともあります。

生活保護は、働くのが困難だったり、働いても最低水準の生活をすることが難しい人に、必要に応じた援助を国が行う制度です。

 

本当に生活保護を受けている人や、受けてはいないものの給料が少ない人をバカにする意味で、ネット上では「ナマポ」を使用します。

とはいえネット上でやりとりしている相手が本当に生活保護を受けているのかはわかりませんよね。

 

ですから、自分と意見が合わない人を馬鹿にする際に、差別的に使う人もいるようです。

反対に、働かなくてもお金がもらえる、というような意味合いで勝ち組のような使い方をする場合もあるのだとか…

 

本来の意味とかけ離れているわけでもないですが、本当に生活に困窮している、働けない理由があるなどで「生活保護」を受給している人にとってはとんでもない話ですよね><

とはいえ、元々は2ちゃんねるのみで使用されていたのが、その他SNSでも見かけるようになっているので恐ろしいです。

ネット用語・ナマポの意味を例文解説

「ナマポ」の使い方を例文で確認しましょう。

 

ナマポの例文
  • ナマポは働かなくていいからいいよな
    →受給者は働かなくていい
  • ナマポもらうのってどんな手続きいるの?
    →受給するのに必要な手続きは?
  • あいつナマポらしいよ
    →生活保護を受けている
  • ナマポの奴ら働けよな
    →生活保護を受けているばかりでなく働いてほしい
  • 社畜って大変だよな、ナマポの俺は勝ち組
    →働かずお金を貰えるのは勝ち組

 

当然ながらですが・・・あまり良い印象の例文はありませんね。

上の4つと違い、最後の例文は生活保護を受けている人が「働かなくてもお金がもらえること」を自慢している文になります。

 

本当に生活保護を受けているのかはわかりませんが…

もしこういう気持ちで受給している人がいるとしたら、なんだか微妙な気分になりますよね。

ナマポの由来・語源について

最後に「ナマポ」の由来をご説明します。

「ナマポ」は「生活保護」の略です。

 

  1. 「生活保護」
  2. 「生保」
  3. 「ナマポ」

 

となるわけですね!

「生保」を「セイホ」と読むと「生命保険」と被ってしまうため、ナマポになったのでしょう。

 

「ナマポ」はもともと2ちゃんねるを中心としたネットスラングで、一般的に知れ渡っている用語ではありませんでした。

しかし、前述の通りその他SNSでも使用されているのを多く目にするようになっていますし、またネット以外でも役所などで「生活保護」を略して「ナマポ」と呼ぶ場合があります。

 

ですから、ハッキリと「2ちゃんねるが語源」とは言い切れませんが…

良くない意味、人を馬鹿にするような意味としての「ナマポ」は2ちゃんねる発祥だと言えるでしょう。

 

また、生活保護は本来、生活に困窮していて、援助してくれる近親者もいない状態の人が受給するものですが、某芸人の母が生活保護を受給していたことが大々的にニュースなどで取り上げられたこともありましたよね!

2012年に起きたこの出来事により、「ナマポ」という言葉がより一層広まったと考えられます。

 

当時この芸人はSNSなどで「ナマポ芸人」とまで呼ばれ、謝罪会見も行いました。

この一連の出来事で、「ナマポ」=悪い言葉というイメージが一般的に強まる原因の1つとなったのではないでしょうか?

まとめ

今回は「ナマポ」の意味や例文、由来などをご紹介しました。

「ナマポ」は「生活保護」の略で、生活保護そのものや、それを受給している人を指して言います。

 

ネットスラングでは単に生活保護の略というよりも、人を馬鹿にする時に使う悪い言葉、自分を卑下する言葉としてのマイナス要素が強いです。

 

現在はSNSなどでも「ナマポ」という言葉が一般的に広まりつつありますが、言われた方は全く良い思いをしませんので、良識のある皆さんは意味を知るにとどめ、使用することは控えた方が無難でしょう!