「クリぼっち」という表現は最近よく聞くのではないでしょうか? 毎年12月になると、SNSなどでも 「今年はクリぼっち」 「クリぼっちにならないために!」 などの表現を目にすることが多くなると思 […]
「クリぼっち」という表現は最近よく聞くのではないでしょうか?
毎年12月になると、SNSなどでも
- 「今年はクリぼっち」
- 「クリぼっちにならないために!」
などの表現を目にすることが多くなると思います。
今では当たり前になったこの言葉ですが、いわゆる新語です。
今でも、この表現を目にしてもあまりピンとこない方のために、今日は「クリぼっち」の意味や語源、使い方についてもご紹介したいと思います!
クリぼっちの意味
まず「クリぼっち」と聞いてどんな意味だと思いますか?
クリというと食べ物の栗を連想したり、マリオに登場するキノコのようなキャラ「クリボー」を思い出したりする方も多いのではないでしょうか?
はい、そのどちらでもありません。
「クリぼっち」は冒頭でもお話ししたように、12月に関係があります。
これで分かった方も多いのではないでしょうか?
クリぼっちのクリは、
クリスマス
のクリなのです!
12月24日・12月25日といえばクリスマスイブ、クリスマスですよね!
この日は恋人と過ごしたり、家族と過ごしたり、友達と過ごしたりと、一人ではなく誰かと過ごさないと寂しい人と思われがちですよね。
しかし、実際友達に彼氏や彼女がいれば、友達同士で集まってくれることはないですし、家族と外食の習慣がある人は、一人暮らしの人のために一緒にあつまってくれるはずもありません。
しかも師走のこの時期は、会社で残業・・・なんて人も多いのではないでしょうか?
そんな、クリスマスに一人で寂しく過ごすという状態を「クリぼっち」というのです。
実は、この解釈には2通あり
- クリスマスを恋人や家族、友人など誰とも過ごす人がいない場合
- 家族と過ごしても、恋人がいない場合を
と解釈が異なる場合があります。
ただ、どちらにしてもクリスマスだからといって、誰とも過ごさないことを指していることは間違いありません。
クリぼっちの語源
では、なぜクリスマスに一人のことを「クリぼっち」というのでしょうか?
その語源はとっても単純です。
クリぼっちのクリはクリスマスとお話ししましたが、ぼっちはひとりぼっちからとられています。
その二つを合わせて、クリぼっちとなった造語なんですね。
ちなみにひとりぼっちのぼっちってなんだよ!と思いませんか?
実は、ひとりぼっちの語源は、昔なんの宗派にも属さなかったお坊さんのことを、一人法師と呼んだことから、それが徐々にぼっちとなり、伝えられていったというのが、有力な説なのだそうです。
(諸説あります。)
またクリぼっちよりも少し前にSNSで流行った言葉に「ぼっち飯」という言葉がありました。
これは、大学で居場所のない生徒がトイレの個室にこもってご飯を食べているという社会現象が発端となり、この現象を「ぼっち飯」と言い始めたことから、一人でいることを「ぼっち」というようになったことが、クリぼっちの語源だとも言われています。
いつから使われはじめたという詳しい時期は不明ですが、2010年にはSNSで使われていることが確認されており、2012年、2013年にはすでに幅広くメディアでも使われているので、約10年前から使われているのだと思われます。
クリぼっちの使い方を例文解説
クリスマスに一人だからなんだ!!と言いたくなる方も多いかと思いますが、クリぼっちの使い方をご紹介しておきたいと思います。
クリぼっちは、相手に質問する場合にも、自分のことを言う場合にも使うことができます。
A「彼氏と別れた〜」
B「やばいよ、もう12月じゃん。このままだと確実クリぼっちコースじゃない?」
A「それな〜これじゃ私確実クリぼっちだわ。」
相手に使うときにも、自分のことを指す場合も特に使い方は変わらないので、クリぼっちという言葉を覚えるだけで、簡単に使えちゃいますね。
先ほどのAとBの会話だと、クリスマス間際に彼氏と別れてしまったこと、この時期に新しい彼氏を作ることは困難なので、確実に一人で過ごすことになってしまうことが分かりますよね。
さらに、こんな使い方もできますよ!
「私、クリぼっち回避したー!」
こう言えば、彼氏ができた、何らかの用事ができてクリスマスを一人で過ごすことがないということが分かりますよね。
また、相手が確実にクリぼっちだとわかっている場合には、
「クリぼっち同士、飲みに行かない?」
ということもできます。
以外といろんな使い方ができますし、この言い方だとクリスマス一人で過ごすのさみしい・・・と言うより、ライトな感じに聞こえますよね。
皆さんも是非使ってみてくださいね!
まとめ
今回は「クリぼっち」の使い方についてご紹介しました。
クリぼっちは・・・
- クリぼっちのクリは、クリスマスのクリ
- クリぼっちのぼっちは、ひとりぼっちのぼっち
- ひとりぼっちは、一人法師・ぼっち飯が語源といわれている
- その二つを合わせたクリぼっちは造語
- 2010年ごろから流行りはじめた様子
- 彼氏や彼女がいないことを指す場合もある
ということでした。
これから12月が近づくにつれてこの言葉をよく目にすると思いますので、是非実際に会話でも使ってみてくださいね!