同じ「おさえる」と読む【押さえる】と【抑える】 しかし、その意味は当然ですが全く異なります・・・ この記事では、押さえると抑えるの意味の違いや、シチュエーションごとにどちらで使えばいいかなどと言った使い分け […]
同じ「おさえる」と読む【押さえる】と【抑える】
しかし、その意味は当然ですが全く異なります・・・
この記事では、押さえると抑えるの意味の違いや、シチュエーションごとにどちらで使えばいいかなどと言った使い分けについて例文を交えつつ解説していきます。
是非是非、ポイントを「おさえて」使ってみて下さいね!
押さえると抑えるの違いを簡単解説
「おさえる」という言葉には「押さえる」と「抑える」の2種類の書き方があります!
この二つの違いには、
- 「紙が風で飛んでしまいそうなので手で押さえる」の様な物理的な意味の押さえる
- 「敵の反撃を抑える」「怒りを抑える」の様な勢いや感情を抑える
というような意味の違いに分けることができます!
簡単に解説するとこのようになりますが、続けて「押さえる」「抑える」について細かく説明していきます!
押さえるの意味
「押さえる」の意味を、例文を使いながら解説していきたいと思います!
「押さえる」にも細かい意味があります!
まず1つ目は、力をある部分に加えてその状態を維持するという意味があります!
例文
- 「ドアを手で押さえる」
- 「コップが倒れないように押さえる」
- 「ガーゼで傷口を押さえる」
- 「口を押さえる」
- 「目頭を押さえる」
押すという意味でよく使う言葉ですね。
次に2つ目は支配下・管轄に置くという意味です!
例文
- 「新幹線の切符は押さえてある」
- 「上司に頭を押さえられる」
- 「犯人の身柄を押さえる」
こちらは、やや使うことが少ない表現ではありますね。
3つ目は重要な点を確実に認識・理解するという意味です!
例文
- 「拠点を押さえる」
- 「犯人の現場を押さえる」
- 「要点を押さえる」
ちなみに、最初のポイントを「おさえる」もこの意味に入るので、「押さえる」が正解となりますね。
このように同じ「押さえる」の漢字ではありますが、大きく3つの意味に分けることができます!
抑えるの意味
続けて「抑える」の意味を例文を含めて解説していきたいと思います!
この「抑える」は動作・現象の実現を妨げるという意味があります。
例文
- 「うれしさが抑えられない」
- 「怒りを抑える」
- 「強敵を抑えて優勝する」
- 「相手を0点に抑える」
- 「出費を抑える」
- 「カロリーの摂取を抑える」
といった使い方があげられますね。
ちなみに、例文でもあるように感情のコントロールに関しても、この「抑える」が用いられます。
押さえると抑えるの使い分けを紹介
続いて「押さえる」と「抑える」の使い分けを紹介いていきたいと思います!
「予算をオサエル」
この場合のオサエルは「出費を抑える」と同じ意味で動作・現象の実現を妨げるの意味の「抑える」になります!
「会議室をオサエル」
この場合は「拠点を押さえる」と同じ意味で重要な点を確実に認識・理解するという意味の「押さえる」になります!
「証拠をオサエル」
こちらは例.2と同じ重要な点を確実に認識・理解するという意味で使われるので「押さえる」ですね!
「紙を文鎮でオサエル」
こちらは力をある部分に加えてその状態を維持するという意味でとらえられるので「押さえる」になります!
文章を読んで意味を理解できると、案外漢字の使い分けが簡単にわかりますので、是非試しに使ってみて下さいね。
まとめ
「押さえる」「抑える」の違いについて例文を交えながら解説しました!
今回の記事のポイントを整理しますと・・・
「押さえる」は
- 力をある部分に加えてその状態を維持する
- 支配下・管轄に置く
- 重要な点を確実に認識・理解する
の3つの意味があります!
「抑える」には動作・現象の実現を妨げるという意味があります!
これさえ「押さえられれば」完璧に使いこなせるはずです。
普段から意識して文字を読んで間違いなく使えるようになりましょう!