「沸いた」という言葉の意味を知っていますか? 一般的には「お風呂が沸いた」「お湯が沸いた」などのように使いますが… ネット用語、若者言葉の「沸いた」は全然意味が違うんですよ! 今回は、ネットやヲタク、若者言 […]
「沸いた」という言葉の意味を知っていますか?
一般的には「お風呂が沸いた」「お湯が沸いた」などのように使いますが…
ネット用語、若者言葉の「沸いた」は全然意味が違うんですよ!
今回は、ネットやヲタク、若者言葉としての「沸いた」の意味を解説します。
ネット言葉・ヲタク用語「沸いた」の意味とは
「沸いた」、また「沸く」は2016年ギャル語流行語大賞にも選ばれた言葉です。
2020年2月現在もSNSなどネット上でかなり頻繁に使用されており、特にTwitterで良く見かけます。
また、ネット上だけでなく、日常会話で使用する人もいるようです。
そんな「沸いた」はとても嬉しいことがあってテンションが上がったときに使用します。
例文でもご紹介しますが、
- 好きな人やアーティストに会えた
- 試験に合格した
- 美味しいものを食べた
など、嬉しいことで気分が高揚すれば理由は何でもOK!
「沸いたわ~」と言っている人を見たら「嬉しいことがあったんだな」と思って良いでしょう。
「沸いた」はネット用語であり、ヲタクが使用する言葉でもあり、若者言葉でもあります。
簡単な言葉で、意味を知らない人も前後の文章を見れば比較的理解しやすいことから、長い年月、幅広い層に親しまれているんでしょうね!
余談ですが、同じ読み方でも漢字の違う「湧いた」だと、「頭が湧く=気が変になっている、おかしい」といった悪口になります。
こちらの意味は「沸く」と「湧く」、両方使えるという説もありますが「蛆(うじ)が湧く」という意味から「湧く=悪口」という印象が強いです。
音は同じでも全く意味が異なるので注意しましょう。
沸いたの由来を紹介
「沸いた」の由来について調べましたが、残念ながら正確な情報を見つけることはできませんでした(><)
もともと「沸く=沸騰する」という意味で、沸騰は水が熱くなって、グラグラと煮えあがる様子ですよね。
そのイメージと同様に、嬉しいできごとにより、気分やテンションが高まることを意味しているのだと考えられます。
結構昔から、コンサートなどが盛り上がる様子を「会場が沸く」「観客が沸いた」と表現しているのは見たり聞いたりすることがあるので、あまり古い言葉ではないのかもしれませんね!
使い方を例文で解説
「沸いた」の意味がわかったところで、使い方を例文で確認しましょう。
- 昨日の3代目のライブはかなり沸いたね(盛り上がった)
- 嵐のコンサート当選して沸いたわ…(テンションが上がった)
- 「昨日好きな人と一緒に帰ったよ」「それは沸くね」(嬉しい)
- 昨日は雨で気分が上がらなかったけど町でイケメン見かけて沸いたわ(気分が上がった)
- 〇〇君、志望校に合格したからめっちゃ沸いてるね(喜んでいる)
どうでしょうか?
嬉しいことがあった場合に使用することがわかりますね!
相槌として「沸いたね~」と単品で使用することもありますが、基本的には嬉しかった内容や理由を「沸いた」の前につけて使います。
理由と「沸いた」はセットで使わないと「何が沸いたの?お風呂?」と噛み合わなくなることもあるので注意しましょう(><)
若者言葉としての「沸いた」の意味まとめ
今回は「沸いた」のネットスラングやヲタク用語、若者言葉としての意味をご紹介しました!
通常「お風呂が沸いた」のように使用する「沸いた」ですが、SNSなどで使用する場合は「嬉しいことがあってテンションが上がる」ことを意味します。
はっきりとした由来はわかりませんでしたが、「沸騰(沸く)=テンションが上がる」こととイメージが似ていることや、短い言葉で比較的意味が伝わりやすいことから広まったのだと考えられます。
「沸いた」を使用する場合は、その前に嬉しかった内容や理由をつけましょう。
同じ読みでも漢字の違う「湧く」は、全く意味が異なるので使用する場合は注意が必要です。
気軽に使える「沸いた」ですが、世代によっては意味が伝わらない場合もあります。
SNS上の投稿で使用するのは自由ですが、日常会話での使用は控えるようにしてくださいね!