ネットが普及することによって、いつの間にか一般的になった言葉ってありますよね。 発祥はネットの掲示板からだったり、SNSであったり、またはアニメのキャラクターの口癖だったりと、様々ですが、いつの間に新しい言葉として流行っ […]
ネットが普及することによって、いつの間にか一般的になった言葉ってありますよね。
発祥はネットの掲示板からだったり、SNSであったり、またはアニメのキャラクターの口癖だったりと、様々ですが、いつの間に新しい言葉として流行っていてその結果、気づかないうちに浸透をしているということはよくあります。
また、一般的には知られていなくても、その界隈では常識なんてこともよくあります。
「めぅ」はまさに後者の一例ですね。
知らない人には知られていないけど、その界隈であったら常識として扱われる言葉です。
この「めぅ」の意味や元ネタは一体何なのでしょうか?
ここでは、知らない人は全く知らないであろう、「めぅ」の意味や元ネタについて解説をして行きたいと思います。
めぅの意味
「めぅ」の意味ですが、一体どんな意味があるのでしょうか?
結論から言えば、「めぅ」の言葉自体に意味はありません。
どうして、そんな意味のない言葉が流行っているのかは後述しますが、「めぅ」自体は語感の可愛さや言いやすさから、主に語尾につけて使われます。
語尾につける意味のない言葉としてはネット掲示板のある特定の場所で流行った「~ンゴ」と同じ使われ方ですね。
ちなみにこの「~ンゴ」は横浜や中日で活躍をした外国人助っ人投手のドミンゴ・グスマン投手からもじられています。
どうして、このようにネットでは語尾に用いられているかはさっぱりわかりません笑
「めぅ」の場合ですが、語尾に「~めぅ」のように使われることが多いですが、その用途としては、辛い時や悲しい時などに用いられることが多いです。
では、どうしてこのような使われ方をするようになったのでしょうか?
元ネタとともに解説をしていきましょう。
めぅの元ネタ
「めぅ」の元ネタですが、「ひなビタ♪」内のキャラクターである芽兎めうちゃんから来ています!
…多分さっぱりわからないですよね(笑)
ではまず、この「ひなビタ♪」について解説をしていきます。
ひなビタ♪ですが、これはゲーム会社であるKONAMIが企画している、WEB連動の音楽配信企画です。
ひなビタ♪の作品の中では多くのバンドや、そのバンドメンバーであるキャラクターが登場するのですが、そのキャラクターにはそれぞれバックグラウンドやストーリーがあります。
ひなビタ♪の楽曲はそのバンド名義で順次発表されていくのですが、漫画や小説などで、掲載されるそれぞれのキャラクターのバックグラウンドを知ることで、実際に活動をしているバンドのように、コンテンツを応援することができるというのが特徴です。
そして芽兎めうちゃんですが、ひなビタ♪内の主人公バンド「日向美ビタースイーツ♪」のドラム担当のキャラクターです。
芽兎めうは「めうめう」と読みます。
実家はハンコ屋さんを営む、ちくわカフェが好きな可愛い女の子です。
この芽兎めうちゃんの語尾が「めぅ」のため語尾に「めぅ」をつけるのがファンの間では流行りました。
そして、この手のコンテンツの宿命なのですが、キャラクターには公式ではない設定が付けられがちです。
初音ミクの「ネギ」なんてのもその一つですね。
芽兎めうの場合は、なぜか「社畜キャラ」としてファンの間では浸透しています。
「社畜」というのはネットスラングで、ブラック企業などの会社にいいように扱われている社員を指します。
まさに会社にとっての家畜ですね。
2015年ごろ、なぜか芽兎めうが社畜のように扱われているイラストがネット上にアップされ、そのイラストから、芽兎めうが社畜キャラとして設定されてしまいました。
そして、そのイメージに引っ張られて、語尾に「~めぅ」をつける際にはネガティブな印象のワードに付けられることが多くなりました。
めぅの使い方を例文で解説
では実際にめぅの使い方を例文で解説していきます。
・今日もお仕事で辛いめぅ…
まさに社畜を表すような使い方になっています。
このように「…」をつけるなどして、哀愁のある使い方をするのもめぅの特徴も言えます。
・風邪を引いて辛いめぅ…
もちろん社畜要素を入れずに、ネガティブな状態の場合でもめぅは使用可能です。
・休日出勤嬉しいめぅ!
逆にポジティブな要素だあったり、「!」にめぅをつけることにより社畜感や哀愁を一層引き立てることも可能です。
これらの使い方は芽兎めうが社畜キャラであるというキャラクター性がわかっていることから生きる使い方ですね。
またこれらの例文は実際に会話で使われることなく、TwitterなどのSNSで使われることが多いです。
めぅの顔文字も紹介
めぅですが、ツイッターなどのSNSで多く使われるとありますが、その際には顔文字を添えられることが多いです。
実際の例を挙げると
・今日もお仕事で辛いめぅ…(´;ω;`)
のように上の例文にも顔文字を足して、より哀愁を漂わせる使い方をすることが多いです。
まとめ
このように「めぅ」はコンテンツから生まれた言葉ですので、そのファンでなければなかなか知る機会はないかもしれませんね。
しかし、このようにネットで流行っているものが思わぬ変化を遂げているのを見るのって不思議で、面白いですよね。
ぜひ見慣れない言葉などがあったらその由来を調べてみましょう。
きっと面白い発見があるかもしれませんよ。