残当の意味や読み方、若い世代は知っていますが、意外にも30代~は知らないみたいですね。   以前はネットだけでしたが、段々と若者を中心に現実世界でも使われ始め、今では日常会話で飛び出ることもしばしば・・・ 今や […]

残当の意味や読み方、若い世代は知っていますが、意外にも30代~は知らないみたいですね。

 

以前はネットだけでしたが、段々と若者を中心に現実世界でも使われ始め、今では日常会話で飛び出ることもしばしば・・・

今や当たり前の言葉となりつつあるこの「残当」、詳しく解説します!

記事は下に続きます。

残当の意味

残当の意味を見ていきましょう。

 

「残当」の読み方は「ざんとう」で、意味は「残念だが当然」の略になります。

意味はそのまま言葉の通りで、

 

「残念な気持ちになるような出来事だが、当然起こるべくして起きた」

 

です。

「残当」な内容のニュースなどが流れると、視聴者が一斉にネット上やSNSなどに書き込みや、中でもツイッターのつぶやきが増加する現象がよく見られます。

 

また、「残念だった」という気持ちも込められていますが、それよりも以下のようなニュアンスが強く含まれています。

 

  • 「分かり切っていたことなのでは。」
  • 「そうなるに決まっているでしょ。」
  • 「自分は初めからそういう結果になると思っていたよ。」

 

全てをおおまかに1つにまとめると「当然」という意味合いがありますよね。

「残念」というよりかは「当然だ。」という気持ちの方が強い言葉とも言えますね。

 

では、「残当」の使い方を例文で解説していきましょう。

残当の使い方を例文解説

「残当」の使い方を見ていきましょう。

 

  • 「残当だね。」
  • 「この前のミスは残当だったのかもしれない。」
  • 「あの時は残当だったけど今回はいけそうだ。」

 

文頭か、文章の間に挟んで使われることが多いように感じられます。

文章のどこで使うのかというのは特に決められていないので、自分の使いやすいように使うのが1番ですね。

 

また、このような会話のときにも使うことが出来ます。

 

残当の例文1

A「私たちのクラブの先生、辞めるらしいよ。」

「そうなんだ。残当かもね。」
(残念だけど、あの教え方じゃ当然だと思う。」

 

残当の例文2

A「あの人、この前わき見運転で事故しちゃったんだって!」

「そうだったの?まあ、わき見運転なら残当だよね。」
(そうだったの?残念だけどわき見運転してたなら当然だよね。)

 

残当の例文3

A「受験どうだった?」

「落ちちゃったんだ。まあ、しっかり勉強してなかったから残当だわ。」
(落ちちゃったんだ。まあ、残念だけどしっかり勉強して亡かったから当然だよね。)

 

意外と色々な会話の中で使うことが出来るのですね。

あまり難しく考えず、「残念だけど当然だな」と思う時には是非「残当」を使ってみてください!

残当の元ネタ

「残当」と言う言葉がどのようにして生まれたのか、詳しく見ていきましょう。

 

「残当」の元ネタは2006年7月14日に2ちゃんねるの「なんでも実況」(なんJ)にある、野球のスレで立てられた書き込みと言われています。

 

2ちゃんねるにある野球のスレに書き込まれた内容が元ネタになっているということです。

そのスレの内容と言うのがコチラ。

 

スレ名は「●●速報・豊田投手、投身自殺●●

首都高4号線外苑出口付近で読売巨人軍の豊田投手(32)が大型トラックに飛び込み即死した。
度重なるリリーフ失敗
苦にして発作的に飛び込んだものと見られる。

 

この話に関して巨人原監督は、「残念だが当然。男らしい最期といえる」と発言したというのです。

 

ただ書かれている内容は事実とは異なるそうなので、嘘の投稿とですね(汗)

こういった書き込みは最低ですが・・・とは言え、残当の元ネタは、この嘘の書き込みとなっています。

 

嘘の投稿が発症ということもあり、しばらくは2ちゃんねるのコア層だけ知っているような言葉でしたが、2012年あたりからはツイッターでも見られるようになりました。

時代の流れと共に2ちゃんねるだけでなく、SNSでも「残当」と言う言葉が使われるようになったということです。

 

まだ認知度は低いと思われますが、見かける頻度は年々上がっているのでテレビやラジオなどでも頻繁に使われるようになって来るのではないでしょうか。

 

2ちゃんねるが発祥の言葉がどんどんと「日本の言葉」として認められ、たくさんの人々に使われるようになると言うのはとても不思議かつ、凄いことですよね。

残当=残念でもないし当然の声も!?

「残当」と言う言葉の意味は「残念だが当然」であるとご紹介しました。

ですが、2011年頃から「残念でもないし当然」や「残念ながら当然」の略ではないかとの噂がネット上で話されるようになってきたのです。

 

「残念だが当然」というしっかりとした意味があるにもかかわらず、なぜ違う意味がネット上に流れるのか不思議ですが、これは誰かが「ネタ」か「面白がって」ウソの情報を流したと言えます。

 

ややこしくなってしまうので、ウソの情報を流すと言うのは辞めてほしいものですよね(-_-;)

 

調べた限りではやはり「残念だが当然」が一番古くからいわれている「残当」の意味なので、「残当」という言葉を使用するときには「残念だけど当然だよな。」と感じたときに使うようにしてください!

 

このように、たまに嘘の意味が面白半分で流れている時があるので、ネット上で生まれた言葉を使う時には気を付けるようにしてくださいね。

 

まとめ

今回は、「残当」の意味や使い方について紹介していきました。

「残当」の意味は、「残念だが当然」であるということを忘れないように!

 

ネット上でも、人との会話でも意外と使える言葉ですので、是非「残当」だと思える時には使用してみてください!