稲妻の正しい読み方は「いなづま」と「いなずま」のどっち?

雷を意味する稲妻…正しい読み方、知っていますか? 「いなづま」か「いなずま」か…難しいところですね(><)   今回は、「稲妻」の正しい読み方について解説していきます! 記事は下に続きます。 Con […]

雷を意味する稲妻…正しい読み方、知っていますか?

「いなづま」か「いなずま」か…難しいところですね(><)

 

今回は、「稲妻」の正しい読み方について解説していきます!

記事は下に続きます。

稲妻の正しい読み方は「いなづま」or「いなずま」のどちら?

早速ですが「稲妻」の正しい読み方の答えを発表します。

答えは、どちらも正解です!

 

ですが、現代仮名遣い的には「いなずま」が正しいらしいので、テストで「いなづま」と書くと×になる可能性があります。

そういえば、SMA〇の曲も「青いイナヅマ」じゃなくて「青いイナズマ」ですもんね!

 

いやいやいや!

でも、「稲(いね)+妻(つま)」なのになんで「いなずま」なんでしょう?

 

「つま」なら「づま」が正しいじゃないか!と思いますよね…?!

 

確かに「妻」と書くので「いなづま」でも間違いではありません、だから「いなづま」も「いなずま」も正解なんです。

 

ですが!

昔は別モノだと言われていた

 

  • 「じ」と「ぢ」
  • 「ず」と「づ」
    (合わせて「四つ仮名」と言います)

 

は、現代では「音は同じ」とされ、基本的には「じ」「ず」で統一することになっています。

だから「稲妻」も「づ」じゃなくて「ず」を使うというわけです(^^)

なぜ両方とも正解なの?

稲妻の正しい読み方

「稲妻」の読み方は「いなづま」・「いなずま」もどちらもOK!

現代的にはどちらかと言えば「いなずま」が良いよ!ということをご説明しましたが、なぜどちらでも正解なのでしょうか?

 

「基本的には「じ」「ず」で統一することになった」と前述しましたが、これは1986年に内閣告示で現代仮名遣いの決まりとして出されたものです。

その内容を簡単にまとめると以下のようになります。

 

  1. 原則「づ」と「ぢ」は使用しない
  2. 同音が続くものは例外(「ちぢむ」など)
  3. 2つの言葉によってできたものは例外(「はなぢ」「いれぢえ」「まぢか」など)
  4. 2つの言葉によってできているという認識が低いものはどちらを使用してもOK

 

だから「地面」や「稲妻」は「じ」「ず」を使用するんですね!

しかし、実はこの決まりを定めた後で「稲妻はやっぱり「づ」なんじゃないの?」という話になったのだとか…

 

それで「いなづま」でも「いなずま」でもOKになったというわけですね。

名字の稲妻の読み方は?

「稲妻」の読み方はわかったかと思いますが、名字の、読み方を知っていますか?

「イヤイヤ待って、名字で「稲妻」があるの!?」と思われるかもしれませんが…あります。笑

 

そして、この「稲妻」もやはり、「いなづま」と「いなずま」、2つの読み方があるんですよ(^^)

 

いい名前ねっとという姓名判断や名字に関する豆知識を解説するサイトの情報をまとめると…

 

  • 電話帳情報では「稲妻」という名字は全国に約350人。全国で14749番目に多い。
  • 「いなづま」の他に「いなずま」とも読む。
  • 全国に「稲妻さん」は、宮城、愛知、神奈川、秋田、静岡の順に多く分布している

 

のだそうです!

全国で一番多い「佐藤」さんは1,871,000人いるので、350人がかなり少ないのは一目瞭然!

 

超珍しい苗字なので、出会えたらラッキーですね(^^)

また、こちらのサイトの解説では「「いなづま」の他に「いなずま」とも読む」とあるので、単語と一応正解の「いなずま」とは反対に、昔ながらの「いなづま」が定着していることがわかります。

まとめ

今回は「稲妻」の読み方を解説しました。

現代的な読み方として正解なのは「いなずま」ですが、実は「いなづま」も間違いではありません。

 

これは「ず」と「づ」の使い方について国が定めた際に「稲妻はいなずま」としたのですが、のちに「いなづまでもいいんじゃない?」ということになり、両方OKになったそうです。

また、非常に珍しい苗字「稲妻さん」も、「いなづま」と「いなずま」、どちらの読み方も存在しますが、どちらかといえば「いなづま」の方が多いようです。

 

テストで書くなら「いなずま」ですから、ぜひ「青いイナズマ」が正解!と歌のタイトルで覚えておいてくださいね!