一度は聞いたことがある「道草を食う」という言葉。 なんとなく意味は知っている!そんな人が多いかと思うのですが、同じように少し古い言葉の「油を売る」との違いが結構曖昧な方も… 今回は「道草を食う」「油を売る」 […]
一度は聞いたことがある「道草を食う」という言葉。
なんとなく意味は知っている!そんな人が多いかと思うのですが、同じように少し古い言葉の「油を売る」との違いが結構曖昧な方も…
今回は「道草を食う」「油を売る」の意味や違いをしっかりと知っていきましょう!
道草を食うの意味
「道草を食う」という言葉の意味それは・・・
馬や牛が道端の草を食っていて進行が遅れること。
目的地へ行く途中の道で他の事をする。
途中で手間取ってしまう。
このような意味合いを持ちます!
「寄り道」と言う言葉と似ていますよね。
とにかく途中で何かをしてしまうという意味ということで、使い方はどのようなものか見ていきましょう!
使い方を例文で解説
「道草を食う」の使い方を例文でご紹介します。
「長い人生なんだからたまには道草を食ってもいいんじゃない?」
このように「道草を食う」と言う言葉は使用することが出来ます。
例文を見てみるとより一層「寄り道」という言葉に似ているように感じますが、「寄り道」っていうよりも「道草を食う」って言った方がなんだかかっこよく感じませんか?(笑)
これからは「寄り道してきちゃった~」ではなく「道草を食ってきちゃった~」なんて言ってみたら、ちょっとかっこ面白い(かっこよくて、面白い)かもしれません!(笑)
次に「油を売る」の意味を見ていきましょう。
油を売るの意味
「油を売る」という言葉は聞いたことが、少し古い言葉なので聞いたことある人・ない人でかなり別れるかもしれません。
「油を売る」と言う言葉の意味、それは・・・
です。
あまり良い意味ではありませんね・・・(;・∀・)
しっかりと仕事をしなくてはいけないのに、無駄話ばっかして仕事を全然やらない。
そんな人のことを「油を売る」というのです。
あまり使いたくないですし言われたくないですが、例文を見ていきましょう。
使い方を例文で解説
「油を売る」の例文をご紹介します。
「俺が油を売っている間にもう昼時間になってしまったようだ。」
このように「油を売る」という言葉を使うことが出来ます。
このように見てみると仕事に関わらず、とにかく無駄話をして怠けているときに使うことが出来るようですね。
道草を食うと油を売るの使い分け方
「道草を食う」と「油を売る」の使い分け方を見ていきましょう。
例えばこのような文章があったとします。
- 「○○君は、あの子の家で油を売っているに違いない。」
- 「○○君は、道草を食っていてあの子の家から帰ってこない。」
「油を売る」方では、「○○君」は目的地であるあの子の家にすでについていて、そこで全く関係のない無駄話などをして時間を潰しているためなかなか帰ってこないことが分かります。
一方、「道草を食う」の方では、あの子の家の行き道か帰り道どちらかで必要のない所に立ち寄ったりして、なかなか帰ってこないということが読み取れるのです。
「道草」の方は「途中で」余計なことをしているということなので、目的地でもあるあの子の家で道草を食うとは言いません。
以上のように、このような違いがあるのです。
道草を食うと油を売るの違いまとめ
「油を売る」は無駄話などをして一時的に仕事を怠けるという意味。
そして「道草を食う」は目的地に行く途中で他のことをして時間をかけるという意味でしたね。
まあ・・・どちらもサボりであることには間違いありません!(笑)
しかし、
- 「油を売る」は無駄話などをして怠けること
- 「道草を食う」は目的地に行くまでに余計なことをして時間をかけること
という違いがあることが分かりましたね。
どちらもあまりいい意味ではないので、言われたくないし使いたくないと思いますが・・・
もしもそのような状況に陥ったら「道草を食う」・「油を売る」と言う言葉を使用してみてください!