代と台の違いや使い分けを解説!身長や年齢、お金に対する使い方は?

同じ読みでも意味が違う言葉、同音異義語の使い分けって難しいですよね。   日本語にはこの同音異義語がたくさんありますが、その中でも「代」と「台」はよく使う言葉な割に使い分けが難しかったりします。   […]

同じ読みでも意味が違う言葉、同音異義語の使い分けって難しいですよね。

 

日本語にはこの同音異義語がたくさんありますが、その中でも「代」と「台」はよく使う言葉な割に使い分けが難しかったりします。

 

会話の中では使えていても、いざ漢字にするとしっかり理解して使えていますか?

代と台では、使う場面によってどちらを使うかが変わってきます。

 

ここでは、知っているようで意外と知らない台と代の使い分けについて解説をしたいと思います。

記事は下に続きます。

「代」の意味

まずは「代」意味について解説をしていきましょう。

代の意味ですが

 

  1. かわりとなるもの
  2. 材料
  3. あることのために必要な部分
  4. 時期や年齢のおおよその範囲を示す
  5. 家・位の順序を数える際に用いる

 

などがあります。

 

一番一般的なもので言いますと、やはり「かわりになるもの」でしょうか。

 

「かわり」という言葉自体、漢字にすると色々ありますが代表的なもの言うと「代わり」があります。

またそれ以外でも、年齢や位を表すのにも使われますよね。

 

ではこれらがどのように使われるか、例文を交えて解説をしましょう。

「代」の使い方を例文で解説

まずは「代」の使い方を例文で見ていきましょう!

 

【友達の代わりに宿題をやった】

この例文はまさに「代わり」にやるという意味のですね。

誰かの「代わり」でしたら大抵使うことができます。

 

【のり代にのりを塗った】

のり代は紙などにのりを塗る部分ですね。

これは「あることのために必要な部分」の意味合いとして使われる代です。

 

【10代最後の日を家族と祝った】

この代は年齢を表しています。

時代という言葉があるように、代はおおよその時期を示す場合にも使われます。

「台」の意味

では続いて「台」の意味です。

 

台の意味には以下のような意味があります。

 

  1. 人が乗るためのもの
  2. 物事の基礎。ベース。
  3. 車両や機械を数える際の単位
  4. 値段や数値を表す際の範囲に用いる

 

台と聞いてまず思いつくのが足台のような【台】ですね。

これが最も基礎的でよく使われる台でしょうか。

 

台の場合は代と違って、それ以外には単位にも用いられます。

また代と似たような漢字で、数値の範囲の際にも同様に使われるので、なんともややこしくなってきます。

「台」の使い方を例文で解説

それでは「台」の使い方を例文を交えて解説をしましょう。

 

【手が届かないので、台を使った】

これはまさに「台」という物を表しています。

棚の上の方にあるものを取る時には台を使いますよね。

 

このように、物理的に盛り上がっているものや状態なら、物や土地に限らず、台が使われます。

 

【車を1台買った】

車両や機械の場合も台が使われます。

しかしこれは「物」というより単純に単位として考えましょう。

 

しかし気をつけたいのは車は台ですが、電車の場合は両、ここら辺の使いわけは正直慣習的な意味合いが強いので、覚えるしかないですね。

 

【熱が38度台まで上がったので学校を休んだ】

代の時と同様、数値の範囲を示す際にも台は使われます。

この使い分けが一番厄介ですよね。

 

それではこの場合の「代」と「台」の使い分けを解説していきたいと思います。

代と台の使い分けを例文で解説!

代と台の違い

使い分けですが、もう一度上記の例文を見てみましょう。

 

「10代最後の日を家族と祝った」

「熱が38度台まで上がったので学校を休んだ」

 

使い方としてはこの2つの例文を覚えてもらえるとわかります。

 

一見どっちも同じように数値の範囲を示していますが、

 

  • 代の場合は年齢や時代などを表す時
  • 一方台の場合は、数値全体

 

にそれぞれ用いられます。

 

もう一つ大事な使い分け方としては代の場合は、前に数字が直接きます。

例を挙げると10代、20代、第3代将軍、第7代師範…などなど。

 

一方、台の場合は数字に単位がついた状態で、台がつきます。

 

例を挙げると38度台、12時台、時速100km台などなど…

 

この区別の仕方がわかれば、ある程度使い分けとしてもわかりやすいと思われます。

熱はどっち?

では実際に例を考えてみましょう。

 

熱は体温だったり、気温だったり、水温だったり様々場合がありますよね。

しかしどれも基本は度(℃)という単位がつきます。

 

ですので、上記のような体温のような例文に限らず、熱の場合だったら「台」が使われます。

身長はどっち?

身長の場合はどうなのでしょうか?

 

身長の場合も基本センチメートルという単位が使われますよね。

ですので使われるのは「台」です。

 

会話の中で「身長は180だい」と言うことがあるかもしれませんが、この場合は会話でただ単位を省略しているだけですので、使われているのは「台」です。

年齢はどっち?

年齢の場合は実はどっちも使えます。

30歳台と30代とで同じ意味でどちらも使用可能です!

 

ニュアンスとしては歳がついた方が少し固い感じがして、そのまま30代だと口語的な感じがします。

お金は台と代のどっち?

お金の場合も1万円などの単位が必ずつきますよね。

ですので、1万円台のようにを使います。

体重は代or台

体重の場合も身長などのようにキログラムという単位がつきます。

ですので、使われるのは60キロ台などのように「台」になります。

まとめ

今回は、「代」と「台」の違いや使い分けについて例文を交えて解説しました。

「代」は基本的には時代や年齢の範囲を表し、「台」は数値の範囲を表します。

 

その中でも

 

  • 数値の後に単位がつくものは「台」
  • 数字の直接つくのが「代」

 

のような使い分けだとわかりやすいです。

ぜひこれらの例文や使い分けをうまく駆使して、間違いなく言葉を使えるようにしてくださいね!