かいわれ大根と大根の違いは・・・成長の段階だけなのでしょうか?   「そもそもかいわれ大根って正体は何なの!?」 という方も多いはず。   今回は、この2つの大根の違いに迫っていきます!   […]

かいわれ大根と大根の違いは・・・成長の段階だけなのでしょうか?

 

「そもそもかいわれ大根って正体は何なの!?」

という方も多いはず。

 

今回は、この2つの大根の違いに迫っていきます!

 

記事は下に続きます。

かいわれ大根と大根の違いを解説

最初に言っておきますと、かいわれ大根は大根の新芽であり、【ほぼ】同じ野菜ですが…厳密には違う野菜でもあります。

 

細く短いのが印象的な「かいわれ大根」

普通の大根とは違ったピリッとした辛さがとても美味しくはまってしまいますよね。

 

太くてデカい大根。

見た目的に全然違うので、「どうして大根という文字が名前に入っているの?」と不思議に思ったことがある人もいるかと思います。

 

まずは、そもそも「かいわれ大根」ってなんなの?という部分から見ていきましょう。

 

そもそもかいわれ大根って何!?

「かいわれ大根」というのは、大根に種子を発芽させて軸が伸びて子葉が開いたところに日光を当てて緑化したものになります。

 

「かいわれ大根」も「大根」であることには間違いないのですが、野菜のジャンルとして分けた場合には「大根」はニンジンなどと同じ根菜。

 

「かいわれ大根」はスプラウトの一種で、もやしやアルファルファなどの仲間なんですって!

確かに見た目はもやしに似ていますよね!

 

ちなみにスプラウトとは食用の新芽のことで「発芽野菜」や「新芽野菜」とも呼ばれるそうです。

基本的に良く知られているスプラウトの野菜は「もやし」「かいわれ大根」になるでしょう。

 

そしてこの「かいわれ大根」の「かいわれ」という部分。

なぜこのような名前が付けられたのかと言うと、子葉が双葉で、二枚貝が殻を開いたような形なので「かいわれ(貝割れ)」という意味で名付けたそうです!

 

しっかりとした意味があり、「かいわれ大根」という名前の野菜になったんですね。

野菜の名前には1つ1つ意味があるんだなと改めて感じられます。

 

では、そんなかいわれ大根を育てると大根になるのでしょうか?

かいわれ大根は育てると大根になる?

かいわれ大根は、大根の新芽を食用とした野菜のため、大根そのものとは言えないのですが・・・

名前にも入っているとおり、大根にとても近い野菜です。

 

ということは、「大根の新芽がかいわれ大根なら、種は同じものだよね?」と思うかもしれません。

普通に考えれば大根の新芽がかいわれ大根なんだから元は同じですよね!

 

ですが、「そうですよ!」とはっきり言いきれないのが、かいわれ大根というもの。

確かに大根の種をまけば新芽は出てくるのですが・・・それはあまり食用には適していないんです!

 

また、市販されている「かいわれ大根の種」があるのですが、それで私たちがよく食べる白くて立派で大きな大根を収穫しよう!というのはとても難しい話なのです。

 

実はですね・・・

スーパーなどで売られている大根の種は大きく収穫できるように品種改良されているんです。

 

そのため、それに適した仕様に育種されています。

 

しかし、かいわれ大根の種の場合は、大きな根を付ける必要がないので収穫用の育種はされていないのです。

よって、野菜という分類的には同じでも用途が違いますので、かいわれ大根を収穫したいときはかいわれ大根の種!

 

大根を収穫したいときには大根の種を使う必要があるのです!

 

つまり・・・残念ながら、かいわれ大根を育てても大根にはなりません。

しっかりと野菜の種類で種は分けられているのですね。

 

かいわれ大根は簡単に作れる!?

かいわれ大根はとても簡単に作れるのをご存知でしょうか?

野菜を作る大きなプランターなどは用意せず、スペースをとらずに栽培できるのです!

 

野菜を作るのが初めての人でもお手軽に簡単に作れる野菜ってとても魅力的ですよね。

自宅でも簡単に作れるし、子供の自由研究にも使えちたりするのでとてもおすすめです。

 

早速かいわれ大根の育て方を紹介しましょう!

 

まず用意するものは、かいわれ大根の種とキッチンペーパー又は脱脂綿そして、種を入れる容器にする空き缶やペットボトルなどです!

最初に空き缶やペットボトルの上部を切って、キッチンペーパーを入れやすくします。

キッチンペーパーは水に浸しておきましょう!

 

水に浸したキッチンペーパーを容器の底にひいて、その上に種をまばらにまきます。

種をばらまいてからは定期的に霧吹きなどを使いキッチンペーパーを湿らせるようにします。

 

そうすると、1日や2日で芽が出てくるのです!

芽が出てからは1週間くらいで食べれる大きさまで成長!

 

あっという間に出来てしまいますよね!

 

ちょっとした料理に使えますし、とても美味しいので是非ご自宅でかいわれ大根を作ってみてはどうでしょうか(^^)

まとめ

かいわれ大根と大根は名前は似ているけど、全体的に少し違った野菜であることが分かりましたね。

 

とても簡単に作れるかいわれ大根なので、お子さんと一緒に作ってみたり。

 

野菜を作りたいけど初めてだから・・・と悩んでいる方は是非初めての野菜作りとして、かいわれ大根を作ってみてください!