
「間違えない」と「間違いない」、2つの言葉の意味や違いを知っていますか? なんとなくわかるような気もするけど…詳しく説明しろ!と言われたら難しいかもしれません(-_-;) そこで今回は「間違えない」と「間違 […]
「間違えない」と「間違いない」、2つの言葉の意味や違いを知っていますか?
なんとなくわかるような気もするけど…詳しく説明しろ!と言われたら難しいかもしれません(-_-;)
そこで今回は「間違えない」と「間違いない」、2つの言葉の違いを解説したいと思います!
正しいのは一体どちらなんでしょうか?
間違えないと間違いない、正しいのはどっち?
早速ですが「間違えない」と「間違いない」、正しいのはどちらでしょうか?
結論から言いますと、どちらも正しいです。
ですが!「間違っていない」という意味の場合は「間違いない」を使用することが多いです。
簡単に意味を確認しましょう。
「間違えない」は「間違える」+「ない」という構成で、動詞の否定に使います。
「私は仕事を間違えない」「自分の傘と人の傘を間違えないように」と言った感じですね。
一方の「間違いない」は、「間違い(名詞)」+「ない」で、「間違った部分がない」という意味になります。
「その答えで間違いない」「予約は〇時で間違いないです」のように使います。
似ているようで意味が微妙に異なるんですね(^^)
間違えの意味
それぞれの意味をより詳しく見てみましょう。まず「間違え」は、「間違える」という動詞が名詞化したものです。
「間違える」はア行下一段活用(懐かしいですね!笑)で、「間違え」という形は連用形にあたります。
しかし名詞化、と言っても「間違え」を単品で名詞的に使用することはあまりないです。
「間違え」は動詞として、「道を間違えた」「選択を間違えた」のように使うことがほどんどだと言えます。
例文で使い方を紹介
「間違え」の使い方を例文で確認しましょう。
- 子供の服を買うのにサイズを間違えた
- 試験の答え、3つは間違えてしまったな
- 誰もいないと思ったら約束の日にちを間違えていた
- 彼は滅多に仕事を間違えない
- コンピューターなら計算を間違えないだろう
どうですか?
「名詞」ではなく「動詞」として使用されているのがわかりますね。
間違いの意味
続いて「間違い」の意味を確認しましょう。
「間違い」は、「間違う」という動詞が名詞化したものです。
「間違う」は「間違える(ア行下一段活用)」と違い、「ワ行五段活用」になります!
「間違い」の意味は「違ったことをしてしまう」です、そのままですね。笑
「間違い探し」「間違い電話」のように、しっかり名詞的に使用できるのが特徴です。
例文で使い方を解説
「間違い」の例文をご紹介します。
- 履物のお間違いに注意してください
- 間違い探しの本を買ったけど面白いね!
- 「昨日スーパーにいたよね?」「いないよ!見間違いじゃない?」
- それは私のカバンで間違いないですね。
- 「買うのは〇〇の牛乳で間違いない?」「うん、間違いないよ」
書き間違えor書き間違い
「間違え」と「間違い」の意味を見てきましたが、ここで問題です!
「書き間違え」と「書き間違い」、正しいのはどちらでしょうか?
前述の意味を考えれば、場面や意味によって使い分ける必要があることがわかりますね!
つまり、どちらも正解です。
とはいえ元々「書き間違え」は「書き間違える」を名詞化したものなので、「書類の書き間違えに注意しましょう」のように使用しても問題はないはずです。
しかし、「書き間違え」を名詞的に使用すると違和感がありますね(><)
書き間違えは、
- 名前を書き間違えた
- 答えを書き間違えたらだめだよ!
のように動詞的に。「書き間違い」は、
- 漢字の書き間違いに注意してね!
- あの店の看板の書き間違いがいつも気になる
のように名詞的に使用するのが正しい、と言えるでしょう。
まとめ
今回は、「間違えない」と「間違いない」の違いについて解説しました。
「間違えない」は、「間違える」を名詞化したものですが、動詞的な使用が多く、名詞的に使用しても間違いではないものの…違和感があります(><)
「間違いない」は、「間違う」の名詞化で、「間違い探し」「間違い電話」のように名詞的に使用することが多いです。
どちらも間違った言葉ではなく、「間違え探し」「間違え電話」も表現としては正しいですが、あまり一般的ではありません。
「間違えない」は動詞的に、「間違いない」は名詞的に使用するようにすれば、違和感なく伝わりそうですね!
使う場面や伝えたい内容などにより、2つの言葉を上手に使い分けるようにしてください(^^)