速さを表す単位はたくさんありますが、音速・光速という言葉を耳にしたことはあるでしょうか? 今回は、音速と光速の意味や違い、どちらが早いのかについて解説したと思います! 記事は下に続きます。 Contents1 音速の意味 […]
速さを表す単位はたくさんありますが、音速・光速という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
今回は、音速と光速の意味や違い、どちらが早いのかについて解説したと思います!
音速の意味
音速(おんそく)は、書いて字のごとく「音が伝わる速さ」のことです。
音速は通常1秒当たり340mだと言われています。
1秒で340m進むってかなり速いですよね!
有名な陸上選手、ウサイン・ボルトの記録と比較してみましょう。
ウサイン・ボルトは100mを約10秒で走ります(正確には9.58秒)から、1秒あたりで進むのは10m…。
ウサイン・ボルトの約34倍の速さ、というとよりスピード感が伝わりますね!
ちなみに時折耳にする「マッハ」というのは音速を表す単位で、「マッハ1」は秒速約340mのこと。
時速にすると約1225kmとなります。
ただし音速は気温や気圧によって変化するので、必ずしも1秒当たり340m進むわけではないので注意しましょう(><)
光速の意味
続いて光速(こうそく)です。
こちらも書いたそのまま「光の進む速さ」を意味する言葉で、光速は1秒あたり約30万km。
とんでもなく早いですね…。
30万kmっていったいどれくらいか、わかりますか!?
地球を1周しても4万kmしかないんですよ!
ということは、光速で進むと1秒で地球を7周以上できちゃいます。
途方もない距離なのであまりピンときませんが、とにかくすごいことはわかりますよね…笑
音速と光速の違いを解説
音速と光速の大きな違いは、音速は音、光速は光の進む速度を基準とした単位であることです。
これは漢字を見ればわかりますし、当然と言えば当然ですよね(^^;)
この他の違いは何かと言うと、速さです。
説明を見ればわかる通り、音速と光速の速さの違いは一目瞭然。
1秒で340mと30万kmでは、勝負になりませんよね(^^;)
そんな音速と秒速ですが、実は共通点もあります。
それは環境によって大きく変化するということ。
音速は前述の通り、温度や圧力、密度などによってスピードが変化します。
気体・液体・固体でも音速は変化し、実は固体(鉄の中)での音速は1秒あたり約6000mと空気中で伝わるよりもずっと速いです。
また、水中での音速は1秒当たり約1500mと、これもかなり速いことがわかります。
そして不変と言われていた光速も実は、水中などでスピードが変わります。
真空での光速は1秒につき約30万kmですが、水中では1秒あたり約22.5万kmとかなり遅くなることがわかります。
とはいえ、22.5万kmでもとんでもなく速いことには変わりありませんけどね。笑
音と光はどっちがどれくらい早い?
音と光のどちらが速いか…結論は既に出ていますね。
もう一度言いますが、音速と光速では光速の方がはるかに速いです。
ではどれくらい速いのかと言うと、音速は1秒あたり340m、光は30万kmですから、光の方が約88万倍の速さだと言えます。
1秒あたり340m進む音速は「1マッハ」だといいましたが、つまり光速をマッハに替えると約88万マッハ。
昔は急いでいくことを「マッハで行くわ~」と言っていましたが、現代では「光の速さで帰宅した」という表現をよく見かけます。
マッハと光の速さのどちらがどれくらい速いのか、意識して使用している人は少ないでしょうが、なんとなく「マッハ」よりも「光の速さで」と言った方がより速い感じがしますよね!
その感覚はどうやら間違っていないようです(^^)
まとめ
今回は音速と光速の意味や違い、どちらが速いのかについて解説しました。
音速は音の速さのことで、1秒あたり約340m進みます。
対する光速は光の速さで、1秒あたりに進むのは約30万kmです。
どちらもとても速いですが、音速よりも高速は約88万倍速く、光が進む速度のすごさを感じます。
ちなみに音速、光速共に空気中や水中など環境の変化により速度も変化しますし、科学的な視点で追及すると更なる発見も多いです。
興味のある人は、音速や光速についてより詳しく調べてみてくださいね(^^)