にわかの意味を調べた所、ちょっと意外なものでした…! にわかおたく にわかファン にわか知識   これらはよく耳にする言葉ではありますが、うやむやな理解のまま使っていたりしませんか?   意味をきちん […]

にわかの意味を調べた所、ちょっと意外なものでした…!

  • にわかおたく
  • にわかファン
  • にわか知識

 

これらはよく耳にする言葉ではありますが、うやむやな理解のまま使っていたりしませんか?

 

意味をきちんと理解しないままにしていると、知らないところで恥をかいている・・・なんてこともあるかもしれません(ーー;)

ちょっとした会話など、どうでも良いところで信用を落としたくなんかないですよね。
自分で使う言葉は、意味を正しく理解して、しっかり自分のものにしてから使いましょう!!

 

さて、今回注目するのは【にわか】です。
毎日何十回も使うような言葉ではありませんので、うろ覚えの危険性大です!

 

使ったことがある人もない人も、ちゃんと理解しているかどうかをこの機に確認しちゃいましょう!

 

記事は下に続きます。

にわかの意味とは?

 

それでは早速紹介していきます。
今回は、にわかの意味や使い方についてです!

ネット用語としても使われることの増えているこの言葉、いったいどんな意味を持っているのでしょうか?
まずは正式な意味を捉えるところからはじめましょう。

にわかの意味について辞書で調べてみましたので、こちらをご覧ください(^^)

 

 

・・・私のイメージより、かなりお硬い意味を持っています(^_^;)
また、他の辞書ではこんな感じです。

 

  1. 物事が急に起こるさま。突然。
  2.  病気が急変するさま。
  3. 一時的であるさま。
  4. かりそめであるさま。
    goo国語辞典参照

 

また、漢字では【俄】と書くこともあります。

 

「漢字もあるの!?」

 

と驚いた方も多いはず。

にわかは、最近の使われ方であるにわかファン・にわか知識等のイメージから、現代語と思われがちです。
しかし実際には、江戸時代から明治時代にかけて宴会や路上でおこなわれていた即興芝居のことを指す言葉としても使われます。

 

ちなみにこれは、素人=俄が演じた狂言であることから【俄狂言】と呼ばれている。
一説では、突然路上で始まり客を集めたため

 

「にわかに(急に)始まる」

 

という意味から【俄(にわか)】と呼ばれるようになったともいわれているそうです。

Wikipedia参照

 

案外歴史の深い言葉でしたね…
さて、意味を正しく理解できたところで、ここからは具体的例を交えつつに見ていきましょう(^^)

にわかの使い方を例文で解説!

ここからは、にわかの使い方を例文を用いてみていきます。

 

  • にわかオタク
  • にわかファン
  • にわか知識

 

これらよく使われている3つの使用例を参考に、詳しく掘り下げていきたいと思います!

 

にわかオタクって本当にオタクなの?

 

おたくとは、自分の好きな事柄や興味のある分野に極端に傾倒する人を指す呼び方ですよね。
とくに、ある特定の文化を愛するによく使われています。

 

 

みたいな感じですね(^^)
こういったちょっとマニアックな方たちに用いることから、にわかはネット用語…というよりネットユーザーご愛用の言葉としても発展を遂げているようです(^_^;)

 

そうなると、にわかオタクの意味
「突然の、もしくは一時的なオタク」
=「突然、もしくは一時的に、ある分野の事柄に傾倒する人

 

となりますね(^_^;)

 

・・・?
きっとあなたも、この意味に違和感を持たれたと思ういます。
その感覚は、とても素晴らしいものです!!

 

というのも、オタクと呼ばれる人々のようになるには、

 

  1. 大好きなな分野があって、
  2. ものすごく深い興味を持ち、
  3. それに対する知識も並大抵ではない

 

という条件が求められます。

そしてそういった知識というのは、一朝一夕で身につくものではないですよね。
つまり、突然、一時的になにかの分野に対してオタクになれるなんてことは、正直ありえません。

 

つまり、にわかオタクというのは、おたくのようでありながら、実は全然オタクじゃない人、を指していたのです!!
・・・あまりいい意味ではないですね( ;∀;)

にわかファンってどんなファン?

 

続いて、にわかファンの意味についてもみてみましょう!

 

にわかファンの意味は、そのまま考えれば

 

突然の・もしくは一時的なファン

 

となります。
・・・これもあんまりいい意味ではないですね(^_^;)

 

たとえばこんなシチュエーションを考えてみてください。

 

某日本人メタル歌手が、世界的音楽賞のグラミー賞を受賞!
それまでのSNSフォロワー数は数千人にとどまっていたが、受賞後1時間で10億人に!

 

ちょっと極端な例ですが、イメージしやすいので使わせていただきます(^^)

 

メタルという音楽分野は、常に一定数のファンが根強く存在し続けるジャンルではあります。
ですが、ポップスのように、ヒットソングが毎週のように誕生し、街のいたるところで流れていて、自然に覚えてしまうといった音楽ジャンルではないですよね。

そんなジャンルの歌手が1時間で10億人のフォロワーをゲット…
このように、突如ファンを自称し始めるような人たちにわかファンと言います。

 

突然フォローして、ファンだと言い始める…にわかファンの代表のような方たちです(笑)

ただ、にわかファンになったのをきっかけに、その歌手の歌を知り、本当のファンになっていく人だって沢山いるのは事実です(^^)

 

そもそもにわかファンはやや悪い意味で使われることも多々ありますが、じっさいには決してマイナスイメージを持つ言葉ではありません。

あえて言うなら、ファンになる一歩手前の段階といったところでしょうか?
ですから、にわかファンという言葉をあまり悪意を持って使わないでくださいね(^_^;)

にわか知識=あまり知らないという意味!?

さて次は、にわか知識です。
ここまで読んでくださったあなたならもうすぐにわかってくださったと思います(^^)

 

にわか知識
=突然の、一時的な知識。かりそめの知識

 

となります( ;∀;)

 

もし会話中、相手の方の

 

「お前、何そのにわか知識…」

 

なんて言われてしまった場合、まったく褒められていませんからご注意を(ーー;)

逆にあなたが言う場合にも同様です。
人に対して面と向かって言うにはあまりに失礼な言葉なので、使用にはくれぐれもご注意を・・・

 

知識というのは断片的、一時的、突発てきなものではなく、全てが繋がってその人の知識になっているわけですよね。

 

ツイッターなどのSNSでちらっとみかけて、よく理解もしていないのに、自分の知識のように振舞って話をする・・・
これはにわか知識です。

 

ですが、ちょっと目に入った情報をもとに自分で調べ上げ、理解して相手に伝えることが出来るようになった。
これならにわか知識ではなく、立派な【知識】といえるレベルです。

やはり何事も、意味をしっかり自分のものにして使うことが大切ですね(^^) 

 

他の例文も見てみよう!

ではここからは、【にわか】単体での使い方を、例文で更に詳しく解説していきたいと思います。

 

 

にわかには信じがたい
突然のことで、今すぐには信じられないけれど、

 

ですね(^^)

 

たしかに、あまり連絡を取り合っていなかった弟さんが、突然総理大臣になったと聞かされれば・・・それは、にわかには信じがたいですよね。(笑)

 

突然のことでビックリしたという意味では、若者言葉を用いて

 

  • 「マジやばいんだけど」
  • 「マジびびったわ!」

 

と言う表現も出来ますが、【にわか】を使えばずいぶん大人な表現に引き上げることが可能です。

 

 

にわか雨
突然の雨、急な雨

 

ですね。

 

天気予報でも

 

「にわか雨にご注意ください。」

 

なんて言葉を良く聞きます。
これは、なんの前ぶれもなく突然降り出す雨のことをいいます。

 

桜は雨で散りやすい繊細な花です。
さらに、だれも屋根のあるところでお花見なんてしませんよね。

せっかく皆で楽しんでいたお花見も、突然の雨がふればたしかに台無しになってしまいます・・・
そう考えると、桜シーズンに皆が天気予報に敏感になるのもうなずけます(ーー;)

 

 

最後にして、おそらく一番良く使われるであろうシチュエーションはこれかなと思います。

 

さきほどもにわかファンについて解説しましたが、この場合はサッカーが大好きな人、というよりもなにかしらのきっかけで突然ファンのような行動をとりはじめる人のことですよね(^_^;)

 

今回の例文でいくと、この女性はおそらくサッカーの基本的なルールは全然しらなかったり、試合のことはそっちのけでSNS用の写真をとるのに必死だったりするはずです(笑)

 

まあ、そういったにわかファンの方たちがいるからこそスポーツは盛り上がり、収益も上がっていくという側面があるのも事実なわけですが…

そういう人を白い目で見ている筋金入りのファンの顔が目に浮かびます(ーー;)

 

にわか〇〇には注意しよう!

今回は、にわか(俄)の意味について詳しく解説していきました。

突然の雨、一時的なファン(本当のファンじゃない)、にわか知識(かりそめの知識)・・・
残念ながら、あまりありがたいものではないですね。

 

おそらくあなたも、

 

「そこまで良くない意味なんだろうな~」

 

という印象を持ってはいたかと思います。
でも、ここできちんと意味を把握できたかと思いますので、これからは日常生活でもどんどん使ってみてくださいね(^^)

 

今回の辞書で調べた意味を見ても分かるように、にわかをの意味をしっかりと理解して使いこなせている人は案外少ないです。

さりげない言葉の端々にこそ、本当の知性が出てくるものです。
語彙力を鍛えて、正しい意味で多種多様な言葉をつかいこなすことができれば、あなたの印象や信頼アップもまちがいありません( ̄ー ̄)

 

・・・ただし、知識をひけらかしたいがためだけに、大して意味も知らない言葉を使って、にわか知識にならないように、注意してくださいね(笑)