
あなたは麺類はお好きですか? 麺類の中でもうどん・そば・ラーメンなどなど沢山ありますよね。 ラーメンの中でも『味噌・醤油・塩・豚骨・ちゃんぽん・タンメン』など様々な種類がありますよね。 味も種類も多種多様で […]
あなたは麺類はお好きですか?
麺類の中でもうどん・そば・ラーメンなどなど沢山ありますよね。
ラーメンの中でも『味噌・醤油・塩・豚骨・ちゃんぽん・タンメン』など様々な種類がありますよね。
味も種類も多種多様であり、お店によってトッピングも様々ですよね。
一方でタンメンは、塩味のラーメンに野菜炒めが乗っているだけのイメージですよね。
野菜炒めがあるかないか、それくらいの違いしか無いような気もしますが…
今回は、ラーメンとタンメンの本当の違いを解説していきたいと思います!
ラーメンとタンメンの違いを解説!
ラーメンは味噌・醤油・塩のど色々な味、つけ麺など様々なスタイルがあります。
その一方、タンメンは塩味のラーメンに野菜炒めが乗っているパターンがほとんどですね。
ラーメンにはいろんな種類がありますが、タンメンは基本的に塩味、ワンパターンと言えるのではないでしょうか。
更に
- ラーメンは元は中華料理
- タンメンは関東生まれの料理
ということを知っていましたか?
そう、実はタンメンは日本料理なのです。
更に作りも異なっていて、
- ラーメンはスープと麺・具材全て別々で味付けをし融合させたもの
- タンメンは鶏ガラスープがベースとなるものが多く、野菜炒めをその鶏ガラスープと一緒に煮込んで、麺と盛り付けをしたもの
となっています。
つまり、ラーメンとタンメンはそもそも作り方も違うんですね。
ラーメンとタンメンの違いが分かったところで、ラーメンとタンメンはどう味が違うのかをお伝えしていきたいと思います。
ラーメンとタンメンは味が違うの?
ラーメンの中にも塩ラーメンがありますよね。
塩ラーメンとタンメンどう味が違うのでしょうか?
塩ラーメンは、基本的に茹でた野菜を上にトッピングした状態です。
タンメンは野菜炒めを作り、さらに野菜炒めを鶏ガラスープと煮込みやっとタンメンのスープが完成するんです。
なので味の違いは、
- 手間ひまかけた分の野菜炒めの香ばしさ
- スープと具材(野菜炒め)の一体感
タンメンはこれらが普通のラーメン+野菜炒めよりも感じることが出来るメニューとなっています。
値段にも違いが!?
ラーメンとタンメンには、味や作り方など違いがありましたね。
ですが、実は値段にも違いがあったんです。
- ラーメンは500円〜1000円前後と幅広く
- タンメンは一般的に600円〜800円台
であることが多いんです。
ラーメンの種類の振り幅は大きいですよね、チャーシューがドーンと入っているものや、つけ麺、昔ながらのシンプルなラーメン。
自由な発想を形にしているラーメンだからこそ、使っている具材などによって値段の振り幅も変わってきます。
一方でタンメンはワンパターンなので、値段の振り幅はラーメンに比べて少ないのです。
ラーメンの由来
ラーメンという言葉ができる前までは、日清戦争があったことから「支那そば」と呼ばれることが多いです。
「支那」という言葉は中国を見下すという意味があります。
支那そばを売っていたある店舗には、中国人が通う大学が近くにあったそうでたまに食べにきてくれていたみたいです。
その店舗のおかみさんが「中国人の大学生に嫌な思いをさせてしまう」と考え、支那そばに変わる中国人の大学生にも覚えてもらいやすい名前を考えました。
最初はラーメンにチンジャオロースーみたいな炒め物が入っていたことから、「チンジャオロースー」の「ロースー」の部分だけ切り取り『ロースー麺』に変更したところ、ロースー麺は言いにくいと次の案を考えました。
そしてある日、突然『ラーメン』という言葉ができたのです。
それは料理人が「料理ができたよ」という意味を持つ「ハオラー」という言葉がヒントだったのです。
おかみさんはハオラーの「ラー」の響きが気に入ったようで最初につけた「ロースー麺」と合わせ
- 「ハオラー」+「ロースー麺」
- 「ラー」+「ロースー麺」
- 「ラー」+「麺」
- 『ラーメン!!!』
となったそうです。
ラーメンという言葉は、中国人の大学生へ気遣ったおかみさんの優しさからできた言葉だったんですね。
普段何も気にせず発している言葉にも様々な経緯があり出来ているんですね。
こういった事情を考えると、もしかしたら、あなたが新しく考えた名前が、いずれ日本中に世界中に広がる可能性もあるかもしれません!
タンメンの由来
タンメンを漢字で書くと「湯麺」と書きます。
中国では「湯麺」はスープ麺、「湯」はダシ・スープ料理、「麺」は粉食全般のことのことを指します。
例えば・・・
- 雲呑湯麺→ワンタン麺
- 叉焼湯麺→チャーシュー麺
このように「湯麺」という言葉が付いていますね。
タンメンは鶏ガラベースと炒めた野菜を一緒に煮込んだ塩味のスープの麺料理でした。
鶏ガラと野菜から出たダシと麺ということから、中国語の「湯」の意味と「麺」の意味から『タンメン』という言葉が出来たのではないかと言われています。
もともと存在した言葉ですが、
- 中国での意味は『スープ麺全般のこと』
- 日本での意味は『鶏ガラのダシのスープ麺』
となります。
中国の意味とタンメンを表す意味を見た目で分かるように、日本での意味はカタカナにしたのではないでしょうか。
いずれにせよ、湯麺とタンメンは違う料理、違う意味と考えた方が良いということですね。
まとめ
今回は、ラーメンとタンメンの違いについて掘り下げていきました。
ポイントをまとめると…
- 塩ラーメンは茹で野菜をトッピングとして乗せている
- タンメンは肉野菜炒めと鶏ガラスープを一緒に煮込んでタンメンのスープが完成する
- ラーメンは中華料理、タンメンは関東料理
- ラーメンとタンメンは味が違う
- ラーメンは500円〜1000円前後と幅広く、タンメンは600円〜800円台である
- 『ラーメン』は中国人の大学生を気遣って考えたことからできた言葉
- 『ラーメン』は「ハオラー」と「ロースー麺」から出来た言葉
- タンメンは中国語の「湯」=だし・スープ料理、「麺」=粉食全般から出来た言葉
となっています。
似たような、けれど違う料理であるラーメンとタンメン。
話のネタになるかと思いますので、2つの違いを是非友人にも教えてあげて下さいね。