「翌週」「来週」「次週」の意味の違いを知っていますか? 「全部一緒じゃないの?!」と思っているアナタ… どうでしょうね!?笑 今回は、「翌週」「来週」「次週」の意味の違い、ビジネスメールでどのように使うかな […]
「翌週」「来週」「次週」の意味の違いを知っていますか?
「全部一緒じゃないの?!」と思っているアナタ…
どうでしょうね!?笑
今回は、「翌週」「来週」「次週」の意味の違い、ビジネスメールでどのように使うかなどを解説していきたいと思います。
翌週の意味
それぞれの言葉の意味を確認していきましょう。
どれも基本的には「次の週」という意味なのですが、厳密な違いがあります。
まずは「翌週」から。
「翌週(よくしゅう)」は、「その次の週」を指す言葉です。
「その」というのがポイントになります!
「翌週」が指すのは「今週の次の週」ではありません。
といっても難しいかもしれませんが…
簡単に言えば、「翌週」は過去や未来の話に使う言葉なんです!
- 「運動会の翌週の月曜は休みだったね」
- 「クリスマスの翌週はもう年末だよ」
という感じに…
反対に「今日のテストは翌週に返してもらえる」など、現在を表す場合に使うとかなり違和感があります。
ちなみにこの後紹介する「来週」や「次週」は、こういった過去や未来に対する使い方はできません。
これが「翌週」の最大の特徴だと言えるでしょう。
来週の意味
続いて「来週」です。
「来週(らいしゅう)」は、単純に「今週の次の週」を指します。
今の週から見た次の週限定で、過去や未来には使用できません。
具体的には
- 「来週の飲み会が楽しみだなぁ!」
- 「今週と来週は忙しいからもう少し先に遊ぼう」
のように使用します。
「翌週」が過去・未来で使用するのに対し、「来週」は現在のみで使用するのが特徴です。
次週の意味
最後に「次週」です。
「次週(じしゅう)」は「次の週」と書き、意味は「来週」とだいたい同じで「今週の次の週」、つまり現在に使用する言葉です。
しかしながら「次週のデートが楽しみだなぁ」などと言うと、ちょっと変な感じがしますよね?
それも当然!
「次週」が使用できる場面はかなり限られているのです。
「来週」は「今週の次の週」を表すどんな場合にも使用できるのに対し、「次週」は連続したもの、つまり毎週定期的に行われているものにしか使用できないんです!
例えばドラマやアニメなどのテレビ番組、週1回の会議などには「次週」を使用できます。
某日曜アニメでは「来週のサザエさんは~?」と言いますが、これは「次週のサザエさんは~?」でも違和感がありませんよね!
ドラマなどでも「次週!何かが起こる!」などの予告がされることもあります。
会議などだと「これは次週のテーマにしましょう」などと言うこともあるのではないでしょうか?
「毎週あるもの」に対して使用するのが「次週」なので覚えておいてくださいね!
それぞれいつを指す言葉なの?
「翌週」「来週」「次週」はどれも「次の週」を指す言葉ですが、使える時間が違います。
まとめると以下のようになります。
- 翌週:過去や未来
- 来週:現在(オールマイティ)
- 次週:現在(毎週ある連続したもののみ)
「翌週」だけが大きく意味が異なり、「来週」の限定的な別の言い方として「次週」がある、というイメージですね!
それぞれの意味や使える場所をしっかり把握して、間違えないようにしてくださいね。
ビジネスメールでのそれぞれの使い方
社会人としての文章力や常識が試されるビジネスメールですが、「翌週」「来週」「次週」の正しい使い方はどのようになっているのでしょうか?
それぞれ例文と共に見てみましょう。
【翌週】
意味は前述の通りで、使い方は以下の通りです。
- 連休明けの翌週には見積もり書をお送りいたします。
- 先日お伺いした翌週に、再度ご連絡をいたしました。
- 〇〇日には出張から戻りますので、翌週にはお伺いいたします。
【来週】
こちらも意味は前述の通りで、加えて「どちらかと言えば確定している事項」に対して使用することが多いです。
- 来週木曜日の14時にお伺いいたします。
- 来週は出張で社内におりません。
- 来週のご予定をお伺いしてもよろしいでしょうか。
【次週】
「次週」も「来週」とほとんど意味は同じですが、ビジネスメールの場合は来週とは反対に、「どちらかといえば不確定な事項」に使用することが多いように思えます。
- 万一に備え、次週も予約をお願い致します。
- 次週より作業を開始する予定でございます。
- お時間がございましたら、次週もお越しくださいませ。
ただ、「次週」の内容は「来週」に言い換えても違和感はありません。
反対だとちょっと違和感がありますけどね。
迷ったら「来週」を使ってみてくださいね!
まとめ
今回は「翌週」「来週」「次週」の意味の違いやビジネスメールでの使い方などをご紹介しました。
どれも「次の週」という意味の言葉ですが、厳密な意味は
- 翌週:過去や未来に使える。話題となっている週の次の週
- 来週:現在に使える。今の次の週。オールマイティに使用可能
- 次週:現在に使える。毎週あるテレビ番組や会議などのみに使用可能
となっています。
使う場所を間違えると、不思議な文章になってしまうので注意してくださいね!
3つの言葉の意味をしっかりと使い分け、ワンランク上の語彙力を手に入れましょう。