SNSなどネット上で「定期」という言葉を目にすることがあります。 「定期券」や「定期便」、「定期演奏会」など、決まった期間内、あるいは決まった期間を空けて何かをすることなどに使う「定期」ですが、ネット用語としては他の言葉 […]
SNSなどネット上で「定期」という言葉を目にすることがあります。
「定期券」や「定期便」、「定期演奏会」など、決まった期間内、あるいは決まった期間を空けて何かをすることなどに使う「定期」ですが、ネット用語としては他の言葉同様、意味が変わってきます。
今回は、ネット用語「定期」の意味や例文、Twitter上での「定期」の使い方についてなどを詳しく解説します!
Contents
ネット用語「定期」の意味
ネット用語の「定期」には、
- 誰もが知っているようなこと
- 同じことを何回も言っている時
- 定期的な書き込み
のような意味があります。
3.については後程Twitter上での定期について説明する際に詳しくお話しますね!
ひとまず、2つの意味の「定期」について見ていきましょう。
どちらの「定期」も文末につけ、自虐や皮肉を込めて使用することが多いです。
①誰もが知っているようなこと
1つ目の意味の「定期」は、誰かの質問に対する答えが常識的なこと、誰でも知っているようなことだった場合に使用します。
例えば、「本能寺の変で死んだのって誰だっけ?」「織田信長定期」のような感じですね!
他にも、疑問に対して答えを教えるのではなく「ググれ定期」、事件などについて語り合う場などで「犯人逮捕済み定期」などのようにも使うことができます。
また、当然のリアクションとして、「爆笑定期」「帰れ定期」という感じでも使えます。
②同じことを何回も言っている時
2つ目の「定期」は、何度も同じことを言う場合に使います。
- 「個人情報禁止定期」
- 「本人乙定期」
と言った具合です。
とはいえ、この場合の「定期」は本当に何度も同じことを言っている時だけでなく、1度しか言っていない場合にも使用することがあります。
1度のミスを何度もしているかのうように「~定期」と言うことで、相手への皮肉やバカにした様子を表します。
誰かの言葉のミスの揚げ足取りですね(汗)
ネット用語「定期」の使い方を例文解説!
では、「定期」の使い方を例文で確認しましょう。
- 「今来たけどなんでこんな話になってんの?」「>>99見ろ定期」
→99の投稿を見ればわかる - 「だったら空飛んで来い」「無理難題定期」
→空を飛ぶのは無理だ - 「あーナマポで生活してーな」「クソ発言定期」
→いつも通りクソみたいな発言だ
などの使い方が、ネット上では特によく見られます。
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- 「〇〇の結末ってどうなった?」「ネタバレ禁止定期」
→ネタバレ禁止だといつも言っている - 「~さんはいい人だよ!」「本人乙定期」
→いつも言っているがここでは本人の発言はいりませんよ - 「科学的根拠がないものは~」「マジレス定期」
→いつものマジレスがきた
どうですか?
なんとなく、使い方はわかって来たでしょうか。
「定期」が本来持っている意味とは少しかけ離れているような気もしますが…
「誰もが知っている」「何度も言う」というのが「一定期間や区間の中で繰り返し行われるものごと」という部分に似た性質をもっているということでしょう!
Twitterではどう使われているの?
続いて、Twitter上で良く見かける「定期」について解説したいと思います。
こちらの「定期」は基本的には「【定期】」とカッコでくくり発言の前につけます。
意味は「定期的な連絡やお知らせの投稿」で、ほぼ本来の「定期」の意味と同じです。
いくつか例を挙げますね。
- 【定期】相互フォロー募集!フォローしてくれた人フォロバいきます
- 〈定期〉ダンスチームのメンバー募集してます。詳しくはDMで!
- インスタ始めました(定期)
- 【定期】ブログやってます!よければポチっとお願いします。
「定期」をつけることで、お知らせ的な投稿であることがわかるだけでなく、「この人前も同じ投稿してたな」と見る人に思われずに済みます。
便利ですね!
余談ですが、同様の意味の「定期」は2ちゃんねるでも使われます。
定期的にできるスレは「定期スレ」と呼ばれ、その内容がつまらなかったり、内容が場に合っていない時には「糞スレ定期」などと言われることもあるのです。
ネット掲示板になると何でも悪い意味のネット用語になると思われがちですが、反対に良い内容の場合には「神スレ定期」という表現をされたりもするようです!
【注意点】定期は若者言葉です!
「定期」をネット用語としてご紹介してきましたが、「定期」は若者言葉だという意見もあります。
というのも、「若者言葉2019最新50個いくつ使いこなせる?」というサイトで、「定期」が第50位にランクインしていたからです。
しかし、それ以前の若者言葉や流行語のサイトなどを見ても「定期」がランクインしている様子はありませんでした。
恐らく「定期」は元々はネットスラングだったものを、SNSなどで一般の人たちも多用するようになり、2019年に遂に若者言葉に認定されたのでしょう。
お知らせなどの「定期」は結構前から見かけていましたしね!
気軽に使え、悪い意味ばかりでない「定期」なので、若者たちにも好まれたのだと思います。
まとめ
今回は「定期」の意味や例文、Twitterでの使い方などをご紹介しました!
定期には
- 誰もが知っているようなこと
- 同じことを何回も言っている時
- 定期的な書き込み
という3つの意味があり、TwitterなどSNSで定期的なお知らせの投稿をする際などによく使用されます。
「定期」はネット用語ですが、最近は若者も多く使用するので「若者言葉」にもランクインしています。
ぜひ意味を理解し、Twitterなどで使用してみてくださいね!