言葉・言語・方言の意味の違いや使い分けを解説!

微妙な意味の違いや使い分けが難しい日本語。 その中でもとくに難しいのは、【言葉】という言葉そのものなのかもしれません。   「言葉」と同じような意味で「言語」「方言」という言葉がありますよね。 これらの意味の違 […]

微妙な意味の違いや使い分けが難しい日本語。

その中でもとくに難しいのは、【言葉】という言葉そのものなのかもしれません。

 

「言葉」と同じような意味で「言語」「方言」という言葉がありますよね。

これらの意味の違いや使い分けはしっかり理解していますか?

 

普段無意識のうちに使いこなしているかもしれませんが、しっかりと意味を説明するとなると難しいと思います。

 

今回は、知っているようで意外と知らない、言葉・言語・方言の意味の違いについて、解説をしていきたいと思います!

記事は下に続きます。

「言葉」の意味

まずは「言葉」という意味です。

言葉の辞書的な意味は以下のようになります。

 

  1. 人間が発する音声のまとまり。社会通念的に意味を成しているもの。気持ちや、考えが文字や音声によって表されたもの。
  2. ものの言い方

 

他にも細かい言葉の意味はありますが、基本的にはこのような意味があります。

普段使っている「言葉」という言葉を定義付けすると、なんだか難しいですね…。

 

言葉がゲシュタルト崩壊してきたかもしれませんが頑張りましょう!

 

このように言葉、自分の考えや気持ちを表したものであり、

文節よりは単語の方がニュアンスが違いです。

 

「ご飯」や「ねこ」、「インターネット」などすべてこれらの言葉だけで意味が成り立ちますよね。

もちろん「あ」「は」「を」など一つ文字も言葉の一種です。

 

しかしそれは単体では言葉としての意味が成り立ってはおらず、後述をしますが「言語」によって体系的に意味を持つようになっています。

「言語」の意味

続いて言語の意味です。

言語の辞書的な意味は以下のようになります。

 

「意思・感情・思考を互いに伝え合うために意味が成り立つ音声と記号による体系。音声や記号によって伝え合う行為。音声に頼らず手話や文字の使用も含めることもある。」

 

こちらが言語の意味になりますが、なんだか色々と難しいですね。

簡単にいうと、言語は「言葉が意味として成り立ち、意味を伝達し合うための仕組み」と思っていいでしょう。

 

上記のように「ご飯」や「ねこ」、「インターネット」などの言葉の意味がわかっても結局それを使って、自分の意思を伝えなければ意味がないですよね。

 

ですのでそれらの言葉や、意味の成り立たない単語を駆使して意思を伝えるために、「言語」という仕組みや体系に当てはめて、使用をするということになります。

「方言」の意味

続いて方言の意味です。

方言の辞書的な意味は以下のようになります。

 

  1. 言語が地域によって標準とは異なる発展をし、語法の上でいくつかの言語集団に別れるとき、それぞれの集団の言語体系
  2. ある限られた地域で使われる、共通語とはkissとなる発音、語法、訛り。

 

これまたなんだか難しいですね。

ただ方言は基本的には言語の一種になります。

 

寒いから口を動かさないくても意味が伝わるようにするためなど、各地域の特徴に合わせて、再構築された言語が方言です。

 

ですので、標準語とは違って限られた地域でしか通じなくても、そこの地域やコミュニティには適してる伝達手段ですので、言語の種類になるのですね。

言葉と言語の違い

では言葉と言語の違いです。

言葉は上記のように人が発する音声の塊です。

 

例えば「ねこ」という単語。

もちろん「ねこ」という言葉で意味は成り立ちますが、結局何が言いたいかはわかりませんよね。

 

「私」「好き」などの単語も同様です。

それらが単体で言葉として存在して意味があっても、意思を伝えることができません。

 

そこで使うのが「言語」のという手段です。

日本語の言語に合わせて、これらの言葉を使って意味を伝えるとなると、「私はねこが好き」になります。

 

他にも同様の単語を使って、「私はねこが好きではない」のような意思を伝えることができます。

例えると、言葉がボールやバットやグローブなどの道具で、それ単体だと意味がありませんが、言語という野球のルールに当てはめることで意味が生まれ、成り立つようになります。

言語と方言の違い

そして言語と方言の違いです。

上記のように方言は言語の一種であり、その地域に適して進化したものです。

 

言葉と言語の違いで利用した例えをそのまま用いると、言語は野球というルールで、方言はメジャーリーグや日本のプロ野球のように、ものとしては同じ野球ですが、地域によって異なって進化したものです。

 

メジャーリーグの場合は、送りバントが少なかったり、鳴り物の応援がなかったり、同じ野球でも異なっていますよね。

このように地域に文化に合わせて異なって進化した言語が方言になります。

まとめ

言語、言葉、方言の意味の違いについて解説していきました。

 

  1. まず大前提として【言葉】が存在していて
  2. 基本的には言葉という道具を使って、意思を伝える方法が言語
  3. その言語は地域によって進化したものが方言

 

と覚えてもらえればOKです。

このような身近に実は意味がよくわかっていない言葉はたくさんあります。

 

ぜひそれらを調べてみてください。

新たな発見があって面白いですよ!