におけるの意味や使い方を例文解説!においてとの違いも紹介

におけるの意味や使い方について、詳しく掘り下げます。   日本語でもニュースなどでよく聞く言葉である「における」ですが、その意味については意外なほど知られていません。 また、同じような言葉であるにおいてとの違い […]

におけるの意味や使い方について、詳しく掘り下げます。

 

日本語でもニュースなどでよく聞く言葉である「における」ですが、その意味については意外なほど知られていません。

また、同じような言葉であるにおいてとの違いなども含め、今回は「~における」について、例文を交えつつ詳しく掘り下げていきます。

記事は下に続きます。

におけるの正しい日本語における意味とは

「における」という言葉は、

 

  • ニュースなどで「~における」という流れで文章でよく見たり
  • ちょっと改まった場面などの会話で使用している

 

のを聞いたこと、もしくはあなた自身が使用したことがあるかと思います。

 

「~における○○」という使い方、または「~における。」という言葉だけで文章が終わることもあります。

 

また、この「~における」を漢字で書く場合は「~に於ける]という字を使います。

あまり普段使わない漢字だと思いませんか?

 

ここで「於」という漢字の意味を見ていきましょう!!

 

この「於」の文字は、「場所・時間」などを示すときに使う漢字になります。

そのため、「~における」という言葉は、「ある動作や作用の起こる、場所、場面、時間などに限定を加える」という意味になります。

 

ちょっと難しい意味のようにも感じますよね。

もう少し「~における」について分かるように、使い方をご紹介していきたいと思います!

におけるの本当の使い方を例文で解説!

「~における」の使い方を例文で解説していきます!

 

例文1
A「今回は何の勉強を中心的にやろうと思ってるの??」
B「太陽系における各惑星の特徴を中心的に勉強しようと思ってるよ!」

 

例文2

A「ねえねえ。なんの研究してるの?」

B「先史時代における言語活動の研究だよ!」

 

例文3
『1990年代における十大事件とは?』という課題のレポートが大学の授業で出た。
例文4
我が家における毎晩の食事の献立はお母さんがいつも家族みんなに決めてくれている。

 

このように様々な会話内や文章内で、「~における」と言う言葉は使われています!

普段はあまり考えずに会話をしていたり、文章を読んだりすると思いますが、意外とあなたの周りには「~における」という言葉が使用されているので気にしてみて下さいね。

におけるの類義語

では、「~における」の類義語、同義語はどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

「~における」の類義語・同義語はとっても簡単!

皆さんが普段の会話で必ずと言っていいほど使用している言葉です。

 

それがこちら!

 

  • 「での」
  • 「で」

 

「~における」を簡単に言い換えると以上の言葉になるのです!

 

 

実際に例文で見てみるとこのように変わります。

 

  • 「委員会における進行の仕方を教わる。」
    →「委員会での進行仕方を教わる。」
  • 「各惑星における特徴を研究している。」
    →「各惑星の特徴を研究している。」

 

「~における」・「ので」「の」どちらを使用しても意味は変わりません。

 

使い分けとしては、

 

  • ちょっとかしこまった場面では「~における」
  • 友達との会話や普段の生活の場面では「ので」・「の」を使う

 

という感じですね!

におけるの対義語

「~における」の対義語もご紹介していきます。

 

「~における」の対義語・・・ちょっと考えてみると対義語なんて無いんじゃないの?と思いますよね。

「~におけない」ではちょっと変ですし・・・。

 

ですが、しっかりと「~における」と言う言葉には対義語が存在します。

 

一番最初にご紹介しましたが「~における」の意味は、行為、作用などの場所、場面、時間などを「限定する」ことでした。

とすると、それらを「限定しない」ことが、対義語と言えるのです。

 

そうなると「~における」の対義語は・・・

 

  • 「いつでも」
  • 「どこでも」
  • 「だれでも」
  • 「一般に」
  • 「一般的に」
  • 「常に」
  • 「恒常的に」
  • 「普遍的に」
  • 「に限らず」

 

という言葉たちになるのです!

「~における」の対義語ってめちゃくちゃたくさんありますよね。(;゚Д゚)

 

たった1つの言葉にいくつもの対義語ある・・・本当に言葉って面白いっ!

においてとの違いを簡単解説

今まで「~における」という言葉に関係することについて紹介してきましたが、最後に「~において」との違いを見ていきたいと思います。

 

「~において」という言葉も聞いたことがるのではないでしょうか?

 

まず「~における」の意味をご紹介しますと、「~において」は必ず名詞の前についてその名詞に説明を加えています。

それに対して「~において」は述語に説明を加えているのです!

 

例文で見てみると・・・

 

  • 私たちの住んでいる国、日本における人口現象は深刻な問題である。
    日本における→「人口減少」
  • 人口が私たちの住んでいる国、日本において減っていることは深刻な問題である。
    日本において→「減っている」

 

このように「~において」と「~における」はしっかりとした違いがあることが分かりますね。

違いを知ったうえで「~において」と「~における」をうまく使い分けてもらえればなと思います。

まとめ

「~における」と言う言葉の意味や使い方について解説していきました。

 

思い返してみれば、あの時に「~における」って使ってたよなあ、あの本にはも使用されていたよなあ・・・等と頭に浮かぶはずです。

ちょっとかしこまった場面の時や、目上の方とお話するときなどは是非使ってみて下さい!