純粋の意味、漢字を分析して見ていきます。 普段からよく耳にする【純粋】という言葉ですが、使いこなすことはできますか? また、いつも同じ言葉をつかっていることはありませんか? 類語を用いることで、文章はぐっと鮮やかになりま […]
純粋の意味、漢字を分析して見ていきます。
普段からよく耳にする【純粋】という言葉ですが、使いこなすことはできますか?
また、いつも同じ言葉をつかっていることはありませんか?
類語を用いることで、文章はぐっと鮮やかになります。
純粋の意味はすでに知っているよ、という方にも参考になるように、類語から対義語まで詳しく紹介していきます(^^)
純粋の漢字が持つ意味
それでは早速紹介していきます。
今回は、純粋という漢字の意味についてです。
一体どういった意味を持つのでしょうか?
辞書にて調べてみましたので、ご覧ください!
- ほかのものがまじっていないこと
- 気持ちに私欲や打算のないこと
- 他のことは考えないで、そのことだけを一途に思うこと
(日本国語大辞典・明鏡国語辞典参照)
このような意味が書かれていました。
どうやら、純粋は基本的には私達が考えている言葉の意味であっているようです(^^)
まあ、これでもし純粋に
実は悪い人
なんて意味が書かれていたら、それはそれで逆に驚いてしまいますが(笑)
折角ですから、もっと理解を深めていくために、
【純】
【粋】
それぞれの言葉に分解して調べてみましたので、一つずつ紹介したいと思います。
【純】の持つ意味
- まじりけや偽りのないさま
- 人柄や気持ちがすなおで、けがれたところがないさま
などがありました。
この一文字だけでも、純粋と同じような意味を持っています。
まあ確かに、
純水=混じりけのない水
純心=汚れのない心
等、純が付く他の言葉を見ても納得の意味と言ったところですね(^^)
【粋】の意味
- まじりけのないこと。また、そのもの。
- すぐれているもの。えりぬき。
- 世情や人情に通じ、ものわかりがよく、さばけていること。
(デジタル大辞泉参照)
こちらも、純粋と同じような意味を持つ漢字だというのが見て取れます。
ただし、2の【すぐれているもの】という意味は、どちらかと言えば物事の極みなどの意味合いが強いようです。
この2つの漢字を組み合わせで【純粋】という単語にしているわけですね。
両方の漢字とも
まじりけのない
ということが書かれています。
つまり、それが2つ繰り返されているので、純粋はまじりけのなさがより強調されているという風にかんがえてみてください(・ω・)ノ
純粋の類語は沢山!
さて、純粋の意味を正確に把握していただいたところで、次は純粋の類語について紹介していきます!
ちなみに、類語というのは、その名の通り意味が似ている言葉のことを指しています。
主に、文章中などで同じ言葉の繰り返しを避けるために使われます。
純粋の類語には、
純朴
ピュア
純白
無垢
清らか
などがありますね。
確かに、どれも汚れのないと言った意味がピッタリの言葉となっています(^^)
純粋ばかりを文章で使っていたら変な印象を与えてしまいかねません(^_^;)
純朴・無垢などの類語をうまく使い分けつつ、相手が読みやすい文章を作っていってもらえたらなと思います!
…そもそも類語っている?
・・・ところで、一体何故類語を覚える必要があるのでしょうか?
そこには、類語が持つ意味合いが大きく関係しています。
例えば、ビジネスシーンで考えてみたいと思います。
お客様に大変なご迷惑をおかけしてしまったと共に、取引先の皆さまにも大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
大変申し訳ございませんでした。
ビジネスシーンではトラブルがつきものですので、こういうお詫びの文面はよくみかけます。
ただ、この例文ですと
【ご迷惑】という言葉を2回使ってしまっていますよね( ;∀;)
ちなみに、【大変】という言葉に至っては3回も出てきました(笑)
緊急事態である
ものすごく申し訳ないという気持ち
この両方を表現しているとは思うのですが・・・
ちょっと文章が単調になり、なんというかあまり良い印象は受け無いかと思います。
同じ表現をつかうことのデメリットはまだあります。
それは、文章のリズムが悪くなり、読みづらい文章になってしまうというものです。
以前体言止めの記事で少し触れたのですが、文章のリズムはとても大事です。
➡ 体言止めの意味やコツとは?使い方・効果や句点の位置を例文で徹底解説!
単調な文章では、いくらあなたが誠意を込めて書いたとしても、その気持の殆どが相手に伝わらないこともしばしば・・・
読みやすさ・誠意が伝わる文章にするためには、言葉の繰り返しは避けることが必須です!
ちなみに、さっきの例文を類語を使って修正すると・・・
お客様に多大なるご迷惑をおかけしてしまっただけでなく、取引先の皆さまにも数々のご負担をおかけする事態となってしまいました。
誠に申し訳ございませんでした。
となります。
うん、これならわかりやすいですね(*´ω`*)
対義語は以外なあの言葉…
さて、続いては対義語の説明にうつりたいとおもいます!
ちなみに対義語とは、【意味が逆の言葉】という意味です。
では早速、純粋の対義語についてです。
こちらは
- 不純
- 混濁
などが当たりますね!
不純には
純粋・純真でないこと。
まじりけのあること。また、そのさま。
(デジタル大辞泉参照)
といった意味がありました。
一方混濁は、
いろいろなものがまじって濁ること。
(goo辞書参照)
と辞書にて紹介されています。
どちらも、純粋の意味である【まじりけのなさ】とは、真逆の意味を示しています(・ω・)ノ
実は、純粋であることを表現したいときに、あえて対義語を用いて表現することも可能です。
彼女の人助けの行動には、不純な気持ちは一欠片もなかった。
これは、まったく不純ではない
=純粋である
という意味になります!
類語だけでなく、対義語も言葉の繰り返しを避け、洗練された文章を作る手助けをしてくれると言うわけですね(^^)
類語
対義語
この2つを使いこなせれば、あなたの文章は更に奥深く読みやすいものへと変化すること間違いなしです!
例文で使い方を紹介!
それでは、ここからはいよいよ純粋の使い方を例文にて紹介していきますね!
彼女は大人になってからも、純粋な心を忘れず持ち続けている。
大人になるにつれ、誰しもいろんな経験を積み、だんだんと心の純粋さを失いがちかと思います。
・・・かくいう私も、該当者です( ;∀;)笑
そういった社会だからこそ、純粋な気持ちはより輝きを放つものです。
常に、子供の時のような純粋さを忘れずに過ごして行きたいですね♪
さまざまな意見があるが、私は純粋にこの映画が好きだ!
なんともまっすぐな意見ですね。
SNSが普及しているこの時代、ニュースだけでなく、個人レベルで本当に様々な意見が飛び交っています。
その中で、きっとこの例文にでてくる映画もたくさんの批評、賛同、そして批判が寄せられているはず。
でもそんな中、あえて他の意見は無視して
「私は好きだ!」
という姿勢。
見習いたいものです。
こうした純粋な意見には、時に周りから難しい批評もあります。
ですが、真っ直ぐでストレートな意見が時に人の心にズドンと響くときもあるという事実は、忘れてはいけないですね(^^)
ハードな運動をした後は、栄養補給できるドリンクよりむしろ、純粋な水が一番おいしい。
疲労回復をはやめてくれたり、脂肪燃焼を促進してくれたり、世の中にはいろんなスポーツドリンクがあります(・ω・)ノ
ちなみに、私はVAAM派です(笑)
でも、乾いた喉を潤すのは、まじりけのない水が一番な気がします。
カンカン照りの真夏日に、よ〜く冷えた水を一気に飲み干す!
想像しただけで、とっても爽快な気分になりますね(*´ω`*)
純粋な気持ちが一番大事!
今回は、純粋の意味や使い方、そして類語や対義語の意味も合わせてご紹介しました。
純粋という言葉自体は、たいして難しい言葉ではありません。
・・・まあ、この言葉通りの心を持つのはとっても難しいですが(笑)
ただ、日常的によく使うことば、よく知られている言葉だからこそ、繰り返し同じ表現をしてしまうのも事実です。
折角今日、沢山の類語・対義語を覚えたのです。
是非、これを機会に使ってみて下さいね(^^)
それだけで、あなたの文章はもっともっと相手に気持ちが伝わるものへと進化していきます!
とは言え、あまりテクニックにばかりとらわれるのもいけません。
文書でも、言葉でも、人とのコミュニケーションでも・・・
最も大事なのは、純粋に相手を思いやる気持ちです。
次文書を書く時は、是非それを読む相手のことを思って、純粋無垢に書いてみて下さい。
大丈夫、あなたの思いは絶対伝わります!!