「齢」って、小説などでよく見る言葉ですが、意外と読めない方が多いんです。 普段は「年齢」で見るため「れい」と読む方も多いですが・・・実は違います。 正しい齢の意味や読み方・使い方などについて、今回は例文も交 […]
「齢」って、小説などでよく見る言葉ですが、意外と読めない方が多いんです。
普段は「年齢」で見るため「れい」と読む方も多いですが・・・実は違います。
正しい齢の意味や読み方・使い方などについて、今回は例文も交えつつ詳しく掘り下げていきます!
齢の意味や読み方
この「齢」という漢字の読み方をまずご紹介しますと、
になります。
意外な読み方でビックリですよね(笑)
この「齢」という漢字は、「年齢」という言葉の改まった言い方になるので簡単にまとめてしまいますと、「年齢」という言葉と意味は全く一緒になります。
なので「齢」の意味はこちらになります。
難しい漢字、読み方のわりにとっても簡単な意味であることが分かります。
ではそんな「齢」という漢字はどのように使用することが出来るのか、例文を見ていきましょう!
齢の使い方を例文で解説
「齢」の使い方を、例文を交えつつご紹介します。
「私はもう齢99に近い。」
(私の年齢はもう99歳に近い という意味)
このように「齢」という言葉は使用することが出来ます。
古めかしい言い方であり、老齢をいう場合に用いることが多いことが分かりますよね。
年のいった方の年齢を言うときに「齢」という言葉を使用すると、改まっている感じがしてちょっと素敵ですよね。
何より、今の若い人はあまり知らない言葉だと思いますので、「齢」という言葉の意味と使い方さえ知って、使用できる場面に使用して見れば、他の人とは一味違うかっこよさ・知識の深さを見せることが出来ますね!
是非覚えておいて、使用できる場面に遭遇したら使用してみてください。
齢の成り立ち
ではこの「齢」と言う漢字は、どのようにして出来上がったのかということを知っていきましょう!
「齢」は形声文字であり、「立ち止まる足の象形と、歯の象形」(歯(齒)+令)で出来上がっています。
読み方の音を表す漢字がその文字に含まれてるいる漢字、と考えると分かりやすいです。
例
- 理=王+里(り)
- 神=ネ+申(しん)
- 姉=女+市(し)
もう少し詳しく見てみますと・・・
- 「食物を加えとどめる歯」の意味。(歯)
- そして、「頭上に頂く冠の象形とひざまずく人の象形」の意味(令)
(人がひざまずいて神意を聞くさまから、「命ずる」の意味を持つ漢字。ここでは、「櫺(れい)」に通じ(同じ読みを持つ「櫺」と同じ意味を持つ)
「等間隔に整然と並ぶ」の意味から、「等間隔に刻まれる、とし」を意味する「齢」という漢字が成り立ちました。
ちょっと難しいので、とにかく「齢」という漢字は形声文字であり、「立ち止まる足の象形と、歯の象形」(歯(齒)+令)で出来上がっている
このことだけをしっかりと覚えておくといいでしょう!
齢の熟語
「齢」という漢字の熟語はたくさんあります。
まず、熟語の読みというのは「れい」になるということを踏まえて、「齢」の熟語を見てみましょう!
- 延齢
- 学齢
- 月齢
- 高齢
- 寿齢
- 船齢
- 適齢
- 同齢
- 年齢
これでもなんとごく一部!
それでも、こんなにたくさんの熟語があるのです!
中でも、「年齢」や「高齢」・「月齢」といった言葉は普段よく聞く言葉ではないでしょうか?
とにかく年に関する言葉に「齢」という漢字は使われているのですっ!
齢の類語
熟語がたくさんある「齢」ですが、類語はどのくらいあるのでしょうか?
「齢」の類語、まず1つ目。
ある資格、または権利が発生する人生の年頃のことを言う「年 ・ 年令 ・ 年齢 ・ 歳」という言葉があります。
どれも聞いたことのある言葉ですよね!
2つ目は、何かがどれくらい存在したか分かる言葉の「年 ・ 年歯 ・ 馬齢 ・ 年算 ・ 年歳 ・ 年代 ・ 年齢 ・ 年紀 ・ 歳」という言葉があります。
「齢」の類語もかなりたくさんあることが分かりますね。
まとめ
「齢」と言う言葉について解説していきました。
「齢」は「よわい」という読み方であり、意味は「年齢」と全く同じ「生まれてから経過した年数」でしたね!
また、熟語、類語がたくさんありました。
「年齢」や「月齢」といった言葉ではよく聞く「齢」ですが、単体だとあまり知られていない漢字でもありますので、今この記事を読んだあなたはかしこまった会話内で「齢」を使用してみるととてもかっこいいと思います。
特に知っていると年配の方に一目置かれやすくなりますので、是非覚えておいてもらえればと思います。!